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つくばの"すーさん"
電気管理技術者
つくば電気管理事務所です。
茨城県つくば市を拠点に
自家用電気工作物(高圧電気需要家)の
外部委託電気保安管理業務
および各種測定等試験業務を
おこなっております。

このブログでは
電気管理技術者(電気主任技術者)として
自家用電気工作物の
実務に関することや
各種業務で経験したことを
随時掲載しています。

水没環境の高圧ケーブル劣化

早朝に年次点検を

おこなってきました。

1年前に

高圧絶縁抵抗測定(直流ケーブル漏れ電流試験)と日の出

で書いた現場なのですが、

昨年ほかの現場で

設置後10年で

ハンドホール内水没していた

高圧ケーブルの地絡を経験し、

前回の早朝凍結していた

ケーブルヘッドに

朝日が当たって

シールドの絶縁抵抗値が

下がったせいで

G法ケーブル測定値が

悪くなったと思っていた

その考えは間違いなのではと

考えを改め、

今回は

ケーブル劣化診断を停電後

真っ先に行うこととしました。

 5kV印加で異常ないことを確認。

その後1kVづつ上げて

測定を繰り返していったところ、

7kVのときに充電電流が

じわじわ上がり始めてまずい気がして

すぐ測定を中断しました。

ちなみに、

先月、月次点検の際に

ハンドホール内の

水抜きをおこない、

ぼんやり眺めるのが好き

今回再度内部確認をおこなったところ

水は元通りに溜まっていました。

水没は避けられない環境であることが

分かりました。

取り急ぎ報告書を作り提出、

改修をお願いしました。

さんざん劣化診断を

あちこち実施してきましたが、

私の測定がケーブルにダメージを

与える可能性がある気がするので

ケーブルの水没が確認された

自分の契約需要家様では

今後、

5kVより高い電圧での

ケーブル劣化診断は

行わないことに

決めました。

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コメント

コメント一覧 (3件)

  • いつも拝見させていただいており、ありがとうございます。
    ケーブルの診断で一万ボルト印加して、ダメージが確認されたことを経験されたことはありますか?
    印加電圧に対する考え方が場合によって人それぞれ違うので、当協会としては5千ボルトで行うことを手順書に書いています。一万ボルトで行うという方も大勢おられますので実際の事例を知りたいと思ってコメントさせていただきました。ご支障のない範囲で教えてください。

  • とても参考になりました。ありがとうございます。

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