早朝に年次点検を
おこなってきました。
1年前に
で書いた現場なのですが、
昨年ほかの現場で
設置後10年で
ハンドホール内水没していた
高圧ケーブルの地絡を経験し、
前回の早朝凍結していた
ケーブルヘッドに
朝日が当たって
シールドの絶縁抵抗値が
下がったせいで
G法ケーブル測定値が
悪くなったと思っていた
その考えは間違いなのではと
考えを改め、
今回は
ケーブル劣化診断を停電後
真っ先に行うこととしました。
5kV印加で異常ないことを確認。
その後1kVづつ上げて
測定を繰り返していったところ、
7kVのときに充電電流が
じわじわ上がり始めてまずい気がして
すぐ測定を中断しました。
ちなみに、
先月、月次点検の際に
ハンドホール内の
水抜きをおこない、
今回再度内部確認をおこなったところ
水は元通りに溜まっていました。
水没は避けられない環境であることが
分かりました。
取り急ぎ報告書を作り提出、
改修をお願いしました。
さんざん劣化診断を
あちこち実施してきましたが、
私の測定がケーブルにダメージを
与える可能性がある気がするので
ケーブルの水没が確認された
自分の契約需要家様では
今後、
5kVより高い電圧での
ケーブル劣化診断は
行わないことに
決めました。
コメント
コメント一覧 (3件)
いつも拝見させていただいており、ありがとうございます。
ケーブルの診断で一万ボルト印加して、ダメージが確認されたことを経験されたことはありますか?
印加電圧に対する考え方が場合によって人それぞれ違うので、当協会としては5千ボルトで行うことを手順書に書いています。一万ボルトで行うという方も大勢おられますので実際の事例を知りたいと思ってコメントさせていただきました。ご支障のない範囲で教えてください。
コメントありがとうございます。
下記の経験以降、水没が確認されているケーブルには5kVまでしか掛けないようにしています。
早すぎ?!高圧ケーブルCVT劣化
高圧引込ケーブル張替えに伴う耐圧試験
36年経過常時水没CVTですが
とても参考になりました。ありがとうございます。