試験屋アルバイトにて。
1980年代の
高圧真空遮断器
東芝 V16-Uが1台と
V10-Uが4台ありました。
過電流継電器試験で
連動トリップ後
VCBが
軒並み投入不能に!
引外しコイルで動いた
ラッチの羽子板が固着で
元の位置に戻らず
投入不能になるのかと推測されます。
注油して回復させたいため
注油口があるか確認したく
前面パネルを外して
見たくなりました。
ただ、前面パネルのボルトが
VCB盤固定を兼ねているようなので
外す前にVCBが脱落しないよう
私が
裏で支えました。
パネルを外してもらいましたが、
中はただの鉄板で
注油口無いとのことなので
すぐ戻してもらいました。
班長が裏で盤側の上蓋を外し、
(ネジ等無し)
いりくんでいて
体が入らないので
ヤマ勘で噴霧してもらい、
なんとか
投入できました。
体は入らないが
カメラを伸ばした腕は入るので
上から機構部を撮影してみました。
左アップ
右アップ
こんなカメラでもあれば
もう少し
機構部観察しやすくなる?
古いVCBなので
ネットには後継機更新用資料しか
出てきません。
知り合いに取説無いか、
どのあたりを責めたらいいか、
知っている人いないかを
聞いてみようかと思います。
いい情報があれば
まとめとして
また書くかもしれません。
~後日譚~
東芝インフラシステムズ株式会社様の
ホームページ問い合わせから
資料が欲しいと
連絡してみたところ、
取説と注油説明書を
いただくことができました。
それと、
ブログを見てくださっている方から
資料あるので提供していただけるとの
ご連絡もいただきました。
今回はメーカーから
いただいたばかりでしたので
辞退させていただきましたが、
ありがたい話でした。
メーカー様、ブログの読者様に
感謝を申し上げます。
VCBの投入不能は
トリップコイルに連動している
ラッチの固着が原因と思うので
資料からすると、
赤丸のところなので
この部分の動きがわるいのでは、
と考えます。
コメント
コメント一覧 (2件)
前職で東芝製VCB機構固着に散々見舞われた電気管理技術者ですー(自爆!)。特にV4系機種は固着事例も多く、そのうち対応に慣れてもうた(^^;
だいたい機構部全般で油脂が固まってますが、やっぱりラッチ部分が特に重要やないですかね。過去の動作不具合時もそれらしき部分にオイルスプレーで吹いて一時的に直しましたし。
自身は学生時代化学系を履修してたから油脂の劣化は不飽和脂肪酸の酸化による過酸化脂質が悪さしてるー思います。そんな油脂はまずシンナースプレーあるいはパーツクリーナーで落としてから注油するんが効果的ですが…ここまでくると自動車整備士と変わらんです(笑)。
電研鑽種さん>
コメントありがとうございます。