以前
直流地絡の対応をした
太陽光発電所で
またひさびさに
直流地絡が発生。
昨日と今日で
朝だけ
警報が出て止まります。
これまでの経験から
断線して
架台フレームや地面に
触れているのではと思いました。
過去の直流地絡発生と探査↓
最近は
大型パワコン→集電箱→接続箱の
構成の発電所はない気がしますが、
絶縁探査手順はどこでも
ほぼ同じはず。
対象PCSから連なる集電箱の
絶縁抵抗測定からスタート。
正常回路のP側は1000V印加で
平均0.15MΩ。
これは接続箱一括でなおかつ
バリスタ含む数値であり
探査のための測定なので
技術基準の絶縁抵抗基準値は無視。
1回路だけ0.012MΩ
とでたので
その接続箱を探査。
対象接続箱をブレーカー切にして
絶縁抵抗測定。
しかし全回路300MΩオーバー。
パネル側面のアルマイト加工や
架台の亜鉛ドブ付けで
接触抵抗が高く
メガのパワーだけでは
絶縁良好になります。
きっと断線だと思い
電圧測定し、
電圧が出ていない回路を発見。
断線回路のブレーカーを切にし
接続箱に表示。
付近をざっと
見まわったところ
断線して
露出部が架台に触れているのを発見。
直す工具や材料はないので
テープ養生とマーキングして
終了。
設置者に場所等報告書を出して
改修してもらうこととしました。
探査時に必要なもの↓
集電箱、接続箱は
高さが中途半端なものが多いので
イスがあったほうが
腰にやさしい。
600Vを超える電圧が
発生しているところでの
活線作業となるので
絶縁ゴム手袋は
必須。
そして不良個所表示に
マーキングテープが
目立って便利。
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