以前
直流地絡の対応をした
太陽光発電所で
またひさびさに
直流地絡が発生。
昨日と今日で
朝だけ
警報が出て止まります。
![20221216214636.42.18-1.jpg](https://toaru-d.com/wp-content/uploads/2023/08/20221216214636.42.18-1.jpg)
これまでの経験から
断線して
架台フレームや地面に
触れているのではと思いました。
過去の直流地絡発生と探査↓
最近は
大型パワコン→集電箱→接続箱の
構成の発電所はない気がしますが、
絶縁探査手順はどこでも
ほぼ同じはず。
![20221216214637.01.01-1.jpg](https://toaru-d.com/wp-content/uploads/2023/08/20221216214637.01.01-1.jpg)
対象PCSから連なる集電箱の
絶縁抵抗測定からスタート。
![20221216214638.36.04-1.jpg](https://toaru-d.com/wp-content/uploads/2023/08/20221216214638.36.04-1.jpg)
正常回路のP側は1000V印加で
平均0.15MΩ。
これは接続箱一括でなおかつ
バリスタ含む数値であり
探査のための測定なので
技術基準の絶縁抵抗基準値は無視。
1回路だけ0.012MΩ
とでたので
その接続箱を探査。
![20221216214640.41.40.jpg](https://toaru-d.com/wp-content/uploads/2023/08/20221216214640.41.40.jpg)
対象接続箱をブレーカー切にして
絶縁抵抗測定。
しかし全回路300MΩオーバー。
パネル側面のアルマイト加工や
架台の亜鉛ドブ付けで
接触抵抗が高く
メガのパワーだけでは
絶縁良好になります。
![](https://toaru-d.com/wp-content/uploads/2023/08/20221216220725.06.17.jpg)
きっと断線だと思い
電圧測定し、
電圧が出ていない回路を発見。
![20221216214642.49.33-1.jpg](https://toaru-d.com/wp-content/uploads/2023/08/20221216214642.49.33-1.jpg)
断線回路のブレーカーを切にし
接続箱に表示。
![20221216214643.43.57-1.jpg](https://toaru-d.com/wp-content/uploads/2023/08/20221216214643.43.57-1.jpg)
付近をざっと
見まわったところ
断線して
露出部が架台に触れているのを発見。
![20221216214644.44.40-1.jpg](https://toaru-d.com/wp-content/uploads/2023/08/20221216214644.44.40-1.jpg)
直す工具や材料はないので
テープ養生とマーキングして
終了。
設置者に場所等報告書を出して
改修してもらうこととしました。
探査時に必要なもの↓
集電箱、接続箱は
高さが中途半端なものが多いので
イスがあったほうが
腰にやさしい。
600Vを超える電圧が
発生しているところでの
活線作業となるので
絶縁ゴム手袋は
必須。
そして不良個所表示に
マーキングテープが
目立って便利。
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