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鈴木研志(すずきけんじ)
電気管理技術者
茨城県つくば市を拠点に、電力会社から高圧電力を供給される工場やビル等の電気設備の保安管理業務および各種測定等試験業務をおこなっております。

このブログでは電気管理技術者(電気主任技術者)として自家用電気工作物の実務に関することや各種業務で経験したことを掲載しています。

低圧3Eリレー試験の準備

今月30日、付き合いのある会社より、3Eリレーの
試験を依頼されました。

話によると、モーターに対して時限整定が大きすぎたため、
先日モーターを焼いてしまったとのこと。

そこで今回は時限整定の見直しを行い、整定後の
試験を行いたいとの事。

今回の試験対象

(電動機)
容量     37kW
定格電圧   400V
定格電流   65.5A

(保護継電器)
型式     NTY-17(明電舎)
定格AT    47AT
電流整定目盛 139%
動作時間   40s → 10s
時間整定目盛 100% → 20%
導体貫通回数 1回

という仕様なのですが、気がかりなことが1つ。

それは、貫通部分に流す試験電流が大きいこと。
電流整定47AT×139%で約65.33A、
リレーの時間特性を図るためには
600%くらいまで測定が必要になり試験器の定格が30Aなので、

65.33A×600%=392A

392A/30A = 13.066回→14回(28.0A)

14回以上カレントコンバータの18mmの穴に
巻く必要があります。

なので、まず既存の電線を抜かないと14ターンは
厳しいかなと。

それと、14ターン巻くために試験用コードも細いものが
必要だと思い太さ0.75mm2 と1.25mm2 を用意。

電線の許容電流が
KIV 0.75mm2 7A
KIV 1.25mm2 19A

なので、短時間とはいえ30A近くを流して大丈夫か?
ですので実際に試してみました。

各電線を束にして電流を流し温度の上昇を確認。

気温 24℃

KIV 0.75mm2 試験前22℃ 30A10秒を1回 → 36℃に上昇
                 30A10秒を2回 → 54℃に上昇

KIV 1.25mm2 試験前22℃ 30A10秒を1回 → 33℃に上昇
                 30A10秒を2回 → 40℃に上昇


結果、実際600%にて2秒で動作のはずなので、
0.75mm2でもいけるかなという結果でした。

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