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鈴木研志(すずきけんじ)
電気管理技術者
つくば電気管理事務所です。
茨城県つくば市を拠点に
自家用電気工作物(高圧電気需要家)の
外部委託電気保安管理業務
および各種測定等試験業務を
おこなっております。

このブログでは
電気管理技術者(電気主任技術者)として
自家用電気工作物の
実務に関することや
各種業務で経験したことを
掲載しています。

太陽光発電所での使用前自己確認(負荷遮断試験、負荷試験)

先日行った

この残りの

・負荷遮断試験

・負荷試験

をおこないました。

負荷遮断試験及び高調波測定

普通HIOKI製だと

電源品質アナライザ PQ3100 | 製品情報 – Hioki

を使うのがポピュラーかと思いますが、

私は5年前くらいに

「大して変わらないだろう」という思いでケチって

旧モデル

電源品質アナライザ PW3198を発売 – Hioki

の中古セットを20数万円で

購入したものを使用しました。

今回本格的にこれを使って

負荷遮断試験をおこなうのは初だったのですが

やってから気が付いたことがあります。

現行品 PQ3100は

hioki PQ3100 取説抜粋1
hioki PQ3100 取説抜粋2

最長でイベント発生前1秒、発生後10秒の

波形記録時間設定が出来ますが

旧機種には

設定自体がなく

約200ms集合(10波/12波)+前後2波の瞬時波形(20kS/s)と

なっており

200ms以内で電圧が下がってない場合

記録長さが足りません。

負荷遮断試験 分析中

遮断時間の管理値は

パワコンメーカー次第で

決まっている事ではないようですが

瞬断時から電圧が規定状態になるまでに

かかった時間が0.5秒以内と言われているのを

参考にしました。

今回200ms以内で電圧が下がりきっておらず

データの長さが足りないので

波形データ切り貼り後

イベントデータ発生記録200msに

発生後の波形データ画像を

切り貼りして

何とかしました。

現行機種 HIOKIならPQ3100でやったほうが

ネットにHIOKIのあんちょこ

hioki.co.jp/file/cmw/userguides/4745/pdf/?action=browser&log=0&lang=jp

が掲載されているので

安心して使える気がします。

※現行品の上位機種

電源品質アナライザ PQ3198 | 製品情報 – Hiokiなら

どうかと確認したところ

こちらもイベント波形記録時間は200ms固定のみで

発生前、発生後の記録時間設定はできない模様。

現行機種でも価格の低いほうの

PQ3100を使うのが無難なようです。

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高調波測定 分析中

負荷試験の高調波測定は

負荷遮断試験の記録を取れば

一緒に記録されるので

お手軽です。

負荷試験 パワコン温度測定
パワコン放熱板温度測定結果

負荷試験での温度測定は

運転前温度と

運転後飽和温度の記録。

どの試験も天気命です。

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