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つくばの"すーさん"
電気管理技術者
つくば電気管理事務所です。
茨城県つくば市を拠点に
自家用電気工作物(高圧電気需要家)の
外部委託電気保安管理業務
および各種測定等試験業務を
おこなっております。

このブログでは
電気管理技術者(電気主任技術者)として
自家用電気工作物の
実務に関することや
各種業務で経験したことを
随時掲載しています。

IorクランプMCL-400IR+ 地方では使い物にならない?!

電圧取り込みが必要なくて

楽にIorが測れるクランプリーカー

MCL-400IR+|Io/Iorクランプリーカー|Ior測定器|計測器 | 製品紹介 | マルチ計測器株式会社

しばらく前に購入し使い始めたことを

2か月前くらいに書きましたが、

どこの現場で使っても

Ior値は0mAに近い値ばかりしか出ず

ほんとに使えるのか心配になっていました。

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マルチ計測器
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ここは

とある会社の屋根上に太陽光パネルを載せた

全量買い取り太陽光発電所の

地上キュービクルです。

時間に余裕があったので

ふと思い立ち

絶縁監視装置試験用に車載してある

可変抵抗で

実際に地絡を起こして

電圧取り込み型のIor測定器と

どの程度違いが出るかを

比較してみることにしました。

抵抗での地絡電流測定に

ACリーククランプメータ | CM4001 | 製品情報 – Hioki

比較用の

電圧取り込み型Ior測定器は

TrueR Detector-H Ⅱハンディー(小型漏電測定器) | True R(Igrベクトル演算方式)の株式会社 So Brain

を使用。

抵抗による地絡電流 約100mAに対して

電圧取り込み型のIor測定器は

102mA表示しましたが、

MCL-400IR+はIor0.5mAしか出ません。

こんな結果が出た以上

もう使用する気は起きません。

取説には

マルチ計測器株式会社 取説抜粋

※測定原理上 測定現場での第5次高調波と第7次高調波成分の電流値比と基本波成分の大きさが一般的な比と異なる場合はIor値が異なることがあります。

とあるので予想ですが

使えない理由は

インバータ機器や高周波機器が多そうな

規模の大きい工場が周辺にあったり

OA機器が密集する都会でない限り

高調波の流入流出があまりないから、

とかでしょうか?

Xの投稿で

このクランプについての

ポストをちょっと前に拝見しましたが

ちゃんと使えているようです。

この投稿では0.975Aと

かなり大きな地絡電流が

発生してます。

100mA程度の漏電では

拾えない?

マルチ計測器には

普通に

電圧取り込み型のラインナップが

何機種かあります。

価格も大差ないので

気を照らさず

普通に実績のある方式の物を

選ぶべきと思いました。

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