電圧取り込みが必要なくて
楽にIorが測れるクランプリーカー
MCL-400IR+|Io/Iorクランプリーカー|Ior測定器|計測器 | 製品紹介 | マルチ計測器株式会社
しばらく前に購入し使い始めたことを
2か月前くらいに書きましたが、
どこの現場で使っても
Ior値は0mAに近い値ばかりしか出ず
ほんとに使えるのか心配になっていました。
ここは
とある会社の屋根上に太陽光パネルを載せた
全量買い取り太陽光発電所の
地上キュービクルです。
時間に余裕があったので
ふと思い立ち
絶縁監視装置試験用に車載してある
可変抵抗で
実際に地絡を起こして
電圧取り込み型のIor測定器と
どの程度違いが出るかを
比較してみることにしました。
抵抗での地絡電流測定に
ACリーククランプメータ | CM4001 | 製品情報 – Hioki
比較用の
電圧取り込み型Ior測定器は
TrueR Detector-H Ⅱハンディー(小型漏電測定器) | True R(Igrベクトル演算方式)の株式会社 So Brain
を使用。
抵抗による地絡電流 約100mAに対して
電圧取り込み型のIor測定器は
102mA表示しましたが、
MCL-400IR+はIor0.5mAしか出ません。
こんな結果が出た以上
もう使用する気は起きません。
取説には
※測定原理上 測定現場での第5次高調波と第7次高調波成分の電流値比と基本波成分の大きさが一般的な比と異なる場合はIor値が異なることがあります。
とあるので予想ですが
使えない理由は
インバータ機器や高周波機器が多そうな
規模の大きい工場が周辺にあったり
OA機器が密集する都会でない限り
高調波の流入流出があまりないから、
とかでしょうか?
Xの投稿で
このクランプについての
ポストをちょっと前に拝見しましたが
ちゃんと使えているようです。
この投稿では0.975Aと
かなり大きな地絡電流が
発生してます。
100mA程度の漏電では
拾えない?
マルチ計測器には
普通に
電圧取り込み型のラインナップが
何機種かあります。
価格も大差ないので
気を照らさず
普通に実績のある方式の物を
選ぶべきと思いました。
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