ちょっと前に
![](https://toaru-d.com/wp-content/uploads/2024/09/IMG_8767.jpg)
この作ったロングコードで
接地抵抗を測ったところ
管理値オーバーとなり、
使うのやめたらOKになった、
なんてことがありました。
もしかしてコード自体の抵抗が・・・
なんて思いつつ
しばらく確認していなかったので、
自分の契約需要家様の年次点検にて
改めて使ってみました。
![](https://toaru-d.com/wp-content/uploads/2024/11/IMG_1606-512x384.jpg)
1号柱のA種接地抵抗を
SOG制御箱のZ2で測定。
![](https://toaru-d.com/wp-content/uploads/2024/11/IMG_1622-512x384.jpg)
普通に
測定器付属のコードで測定し、
8.0Ωと良好。
![](https://toaru-d.com/wp-content/uploads/2024/11/IMG_1623-512x384.jpg)
次にE端子からロングコードを繋いで
再測定したところ
12.0Ωと出ました。
4Ωも高く
管理値オーバーに
なってしまいました。
![](https://toaru-d.com/wp-content/uploads/2024/11/2eaffcb77c09948474f84689a386744b-512x353.png)
ネットから拾った資料によると、
0.75sqの最大導体抵抗は25.8Ω/kmですので
50mだと1.29Ωくらいかと思いますが、
![](https://toaru-d.com/wp-content/uploads/2024/11/IMG_1616-512x384.jpg)
実際にテスターで抵抗を当たったら
約2.6Ωありました。
接地抵抗測定での4Ωとテスターでの2.6Ωは
直流、交流測定で違いがある?
補助極としてなら使用可能だと思いますが、
測定極用としては失敗作です。
せめて
5.5sqで30mくらいなら
約0.1Ωプラスアルファ程度かと思うので
使い物になるでしょうか?
そもそも
このコードは手抜きのため物で
測定距離を伸ばすこと自体
正しい測定ではないと
分かったうえでのお話です。
〜追記〜
Xでなるほどと思う
ご意見をいただいたので
早速検証してみました。
![](https://toaru-d.com/wp-content/uploads/2024/12/IMG_2856-512x384.jpeg)
Z 3.25Ω
L 4.52mH
C -558μF(?)
R 1.56Ω
![](https://toaru-d.com/wp-content/uploads/2024/12/IMG_2855-512x384.jpeg)
Z 1.12Ω
L 77μH
C オーバーレンジ
R 1.12Ω
延ばしたら
インダクタンス分が消え
インピーダンスは
2Ωほど下がったことから
コイルになっていたことが
わかりました。
そして伸ばした状態では
電線の仕様書に近い数値になりました。
リールに巻いた測定ロングコードを
引き出して使う手間を惜しむのなら
無闇に
長いものを作るものじゃないなと
思い知りました。
以前
受変電設備に関する測定で
LCRメータを使うなら
測定周波数50Hzが望ましいのではないかと
購入時思っていたのですが、
ハンドヘルド型は
100Hzからの物しか
これまで見当たりませんでした。
そして、つい最近
今年5月に発売されたらしい
これを発見↓
計測器ワールド(日本電計株式会社) / LCR-1010 LCRメータ インステック/テクシオテクノロジー
思い描いていたものを
見つけた喜びから
大して使えもしないのに
散財しました。
Amazonや楽天での
取り扱いがない機種なのが
残念でした。
コメント
コメント一覧 (1件)
私も以前、0.3sqの線で試したことがあります。
10mの長さでも、接地抵抗が1Ω以上高く出ました。
0.75sq以上の太さがあれば、問題無いと思います。
接地線の長さは30mが使い易く感じます。
5階建てのビルの屋上から地上まで届きます。