都内某所での
点検にて。
受電盤に設置されている
三菱電機の
地絡方向継電器
MDG-A1V-Rの試験中ですが
最小動作電流値がおかしい。
そもそも試験電流は流していない状態で
Vo,Io始動表示で”I”が表示、
Io計測で1.0Aが表示されています。
以前、別現場での
まれに見るDGR試験でのトラブル | とある電気管理の位相転移〜フェイズシフト〜
(当書き込みを閲覧される方へ~ 説明が必要な内容のため 文章が長くなっていることを 先に 謝らせていただきます。 ごめんなさい) 2016年12月28日 毎年年末はとある 特高…
この経験から
引込ケーブルに取り付けた
短絡接地器具に
電流が流れてるかも、
と
クランプ掛けたら
1.5Aでてました。
(リレーとクランプの電流値が違うのは
回線自体が違う画像のためです。)
短絡接地器具のアース側を浮かしたら
電流が止まり
無事良好な試験ができました。
こちらの引込ケーブルは
電力会社の借室から直に来ている関係で
送り出し側は電力会社、
引込側は作業者により
それぞれ接地線を取り付けているので
両端接地状態でした。
イメージですが
2点接地により対地間とループ回路になり
誘導による充電電流が循環する、
といった感じでしょうか?
ケーブルシースが両端接地だと
循環電流が発生する、と
同じようなことだと思います。
短絡接地器具による2点接地してる場合での
DGR試験の際は
注意が必要な事例でした。
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