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つくばの"すーさん"
電気管理技術者
つくば電気管理事務所です。
茨城県つくば市を拠点に
自家用電気工作物(高圧電気需要家)の
外部委託電気保安管理業務
および各種測定等試験業務を
おこなっております。

このブログでは
電気管理技術者(電気主任技術者)として
自家用電気工作物の
実務に関することや
各種業務で経験したことを
随時掲載しています。

DGR試験結果不良の外的要因

都内某所での

点検にて。

受電盤に設置されている

三菱電機の

地絡方向継電器

MDG-A1V-Rの試験中ですが

最小動作電流値がおかしい。

そもそも試験電流は流していない状態で

Vo,Io始動表示で”I”が表示、

Io計測で1.0Aが表示されています。

以前、別現場での

この経験から

引込ケーブルに取り付けた

短絡接地器具に

電流が流れてるかも、

クランプ掛けたら

1.5Aでてました。

(リレーとクランプの電流値が違うのは

回線自体が違う画像のためです。)

短絡接地器具のアース側を浮かしたら

電流が止まり

無事良好な試験ができました。

こちらの引込ケーブルは

電力会社の借室から直に来ている関係で

送り出し側は電力会社、

引込側は作業者により

それぞれ接地線を取り付けているので

両端接地状態でした。

イメージですが

2点接地により対地間とループ回路になり

誘導による充電電流が循環する、

といった感じでしょうか?

ケーブルシースが両端接地だと

循環電流が発生する、と

同じようなことだと思います。

短絡接地器具による2点接地してる場合での

DGR試験の際は

注意が必要な事例でした。

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