来週、測定器の計器校正依頼を受けているので
標準計器の準備をおこないました。
そのついでに
先日書いた
EcoFlow DELTA2の
EcoFlow DELTA2 X-Boost機能は使用するべきかの考察(リレー試験) | とある電気管理の位相転移〜フェイズ…
昨日、Amazon prime感謝祭があり、 これが 通常143,000円のところ メーカーのSNSで配信されたクーポン併用で85,800円と かなりお買い得でした。 そして、その際購入した方…
の最後に書いていた通り
実際にリレー試験器を使って検証してみました。
(先に見える可変抵抗器は関係ありません))
リレー試験器は
使用しました。
これは父の試験器なんですが、
大電流をある程度の時間流すことになるので
自分の試験器が焼けて壊れたらイヤだ、
という思いから
こっそり使いました。
電流はクランプメーター、電圧はDMMで測定。
スライダック2次の電圧も測りたいが
双興の試験器取説には
内部結線図がないので
初めわかりませんでした。
もしかして耐圧トランスへの
電圧出力メタルコネクタから取れないかと
手あたり次第テスター棒を突っ込んでみたら
端子番号1,2で見ることができました。
X-BOOST入り切りは
スマホアプリで操作です。
念のため設定操作後は
DELTA2の電源入り切りを行ってから
使いました。
動画を撮って
後で見直し測定値を表に記録してみました。
①X-BOOST切_リレー試験器抵抗2Ωにて
DELTA2 電流 | DELTA2 電圧 | DELTA2 電力表示 | リレー試験器 出力電流 | リレー試験器 出力電圧 (スライダック2次) |
15A | 98.0V | 1507W | 23.7A | 51.8V |
16A | 98.0V | 1604W | 24.3A | 53.8V |
17A | 97.9V | 1727W | 25.2A | 55.9V |
18A | 97.8V | 1826W | 25.9A | 57.7V |
19A | 97.7V | 1935W | 26.6A | 59.4V |
20A | OVERLOAD | OVERLOAD | OVERLOAD | OVERLOAD |
②X-BOOST切_リレー試験器抵抗1Ωにて
DELTA2 電流 | DELTA2 電圧 | DELTA2 電力表示 | リレー試験器 出力電流 | リレー試験器 出力電圧 (スライダック2次) |
15A | 98.0V | 1501W | 30.8A | 35.4V |
16A | 98.0V | 1592W | 31.7A | 36.6V |
17A | 97.9V | 1718W | 32.9A | 37.8V |
18A | 97.9V | 1808W | 33.7A | 38.5V |
19A | 97.8V | 1903W | 34.5A | 39.7V |
20A | OVERLOAD | OVERLOAD | OVERLOAD | OVERLOAD |
③X-BOOST入_リレー試験器抵抗2Ωにて
DELTA2 電流 | DELTA2 電圧 | DELTA2 電力表示 | リレー試験器 出力電流 | リレー試験器 出力電圧 (スライダック2次) |
15A | 98.1V | 1503W | 23.6A | 52.0V |
16A | 98.0V | 1607W | 24.3A | 53.5V |
17A | 97.9V | 1723W | 25.2A | 55.7V |
18A | 97.8V | 1825W | 25.9A | 57.6V |
19A | 97.7V | 1900W | 26.5A | 58.8V |
20A | OVERLOAD | OVERLOAD | OVERLOAD | OVERLOAD |
④X-BOOST入_リレー試験器抵抗1Ωにて
DELTA2 電流 | DELTA2 電圧 | DELTA2 電力表示 | リレー試験器 出力電流 | リレー試験器 出力電圧 (スライダック2次) |
15A | 98.1V | 1495W | 30.9A | 35.0V |
16A | 98.0V | 1591W | 31.8A | 36.5V |
17A | 97.8V | 1713W | 32.8A | 37.7V |
18A | 97.6V | 1805W | 33.7A | 38.7V |
19A | 97.6V | 1911W | 34.6A | 39.7V |
20A | OVERLOAD | OVERLOAD | OVERLOAD | OVERLOAD |
結果、X-BOOSTはONでもOFFでも
まったく変わりありませんでした。
それどころかX-BOOST切でも1900Wまで
使えてしまいました。
いまいち釈然としませんが
結論としてリレー試験用途では
X-BOOST入切は
どっちでも気にする必要なしです。
大電流をそこそこ長い時間流し続けていたので
案の定
試験器本体が触れないくらい過熱しました。
途中から吸気口めがけて
扇風機で冷やしながら実験しました。
コメント