昨日、Amazon prime感謝祭があり、
これが
通常143,000円のところ
メーカーのSNSで配信されたクーポン併用で85,800円と
かなりお買い得でした。
そして、その際購入した方からコメントがありました。
DELTA2にはX-BOOSTという機能があり、これをONにすると定格出力が1500Wから1900Wに上がるそうです。
https://toaru-d.com/archives/10660
できればこの機能をONにしたいのですが、ONにすることによりOCR試験器等に悪影響が出ないか心配しております。
そこで管理者様にお聞きしたいのですが、DELTA2のX-BOOST機能をONにして使用されてるでしょうか。
お忙しいところ恐縮ですが、教えて頂けますと大変ありがたいです。
私もDELTA2に買い換えてから2か月、
まだOCR試験での使用回数は少ないので
実用による悪影響は感じていませんが、
仕様から考察してみました。
公式サイトから
を読むと、動作電圧を下げて出力を抑える機能とあります。
DELTA2の容量は公式サイト仕様から
容量について抜粋しました。
EcoFlow | 定格電力 | X-BOOST | サージ(270ms瞬時出力) |
DELTA2 | 1500W | 1900W | 2250W |
ようは、電圧を落として
1900Wの負荷をぎりぎり1500Wの範囲内で
動かせますよというものだと思います。
計算上だと
通常定格出力 1500W/100V=15Aですが
X-BOOSTにより
1500W/1900W=79%の電圧(100V×79%=79V)に落とせば
1900W/100V=19A
79V×19A=1501Wということで
1500Wの電源容量でも電圧79Vでも使えるものならば
19Aまで継続出力できて
1900W分の負荷が
とりあえず動くだろうということだと思います。
よって、お湯を沸かすような負荷の場合
通常より時間が掛かるようになるかもしれません。
電圧降下で止まるような精密機器の場合は
止まってしまう可能性があります。
通常の過電流継電器試験を行う上で
悪影響として考えられることは、
電流引き外しVCB連動での試験で
試験器負荷が15A超過だと
電圧が下がることになるので
場合によって出力電圧不足により
VCBトリップコイルがうまく働かない場合が
出るかもしれません。
それと、
スライダックで時限測定のため整定
↓
電源電流15A超過すると電圧が下がる
↓
スライダック2次電圧も下がるため整定電流が下がる
↓
負荷が減って出力電圧が100Vに戻る
↓
電圧が上がったり下がったりして出力電流が不安定になる。
なんてことも想像できますが
いまのところ支障のある現象を
現場で感じたことありません。
余談ですが、
旧EFDELTAのサージ容量は3100Wだったが
DELTA2は2250Wに下がっています。
これはX-BOOSTで電圧が下がるため
旧EFDELTA 3100W/100V=31A
DELTA2 2250W/79V=28.5A
だいたい30Aということで
実質サージ電流については
ほぼ変わっていないと思います。
まとめると
X-BOOST ONの場合
15A~19Aまでは電圧は下がるが継続出力でき、
19A~30Aまでは270ms瞬時出力になる。
X-BOOST OFFの場合
15A~30Aまで270ms瞬時出力になりそうです。
X-BOOST機能はONにしておいて
なにか不具合を感じたら
OFFにする運用をしてみるしかないかなと
私は現状ONにしています。
上記はすべて考えてみただけのことなので
実際はどうだかわかりません。
DELTA2にリレー試験器つないで負荷かけて、
X-BOOST機能の出力が
どうなるか後日試しましたので
明日記事として掲載します↓
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