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質問が届きました。
測定機器の校正をご自分で行われていると思いますが、
校正を自分で行うために必要な事を教えてください。
(1)校正機器(標準計器)の種類とだいたいの購入費用
(2)資格の必要性等
返答は記事で
させていただきます。
今月は
うちの試験器の計器校正時期です。
下旬の空いてる日から
徐々に始めるため
標準計器を並べた
ついでに
機種別に写真を撮りました。
(1)校正機器の種類ですが、
ご自分が
必要だと思う測定範囲の
計器および抵抗器等を
準備するものなので
人それぞれの考え方ひとつで
大きく変わると思いますが
大前提として
校正する計器と
同等以上の精度のものは
必要です。
とりあえず
私の使用している物を
参考に記載します。
価格は
メーカーサイトに
掲載されている場合は
メーカー希望小売価格、
オープンプライスのものは
購入時の大体の価格で
入れてみました。
キーサイト
デジタルマルチメーター
購入時の価格は
130,000円程度でしたが
ネットを見ると
だいぶ
上がっているようです。
(大電流用測定用)
HIOKI
AC/DCカレントセンサ
税込155,100円
+
HIOKI
センサユニット
税込64,900円
(高電圧用)
日本ファインケム
交直両用デジタル高電圧計
500,000円程度
双興電機
位相・周波数計
税込561,000円
双興電機
カウンタ校正装置
CTS-1000
税込129,800円
カタログから消えているので
販売終了しているかもしれません。
(1000Vまでのメガと接地抵抗計用)
双興電機
絶縁・接地抵抗計校正器
税込132,000円
(1000V超過の高電圧絶縁抵抗計用)
双興電機
高圧メガ校正抵抗器
税込121,000円
すべて新品定価だとして
合計1,803,800円と出ました。
それと、
うちは
測定器の校正有効期限を1年、
標準計器の外部校正有効期限を
1年としているので
(自社で決めること)
標準計器外部校正費として
毎年
約150,000円程度
かかっています。
(2)
資格の必要性ですが
全くありません。
ただし、
自己研鑽と
教育を受けている証として
校正に関する講習を受講して
修了証をいただいております。
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