パワーコンディショナ(PCS)に内蔵された
系統連系保護装置の試験を実施するために、
あれこれ考えています。
その中でOVR(59 過電圧継電器)ですが、
パワコン定格出力AC420Vの場合、
OVRの整定は480Vとされており
動作時間をとるためには、
480V×120%=576V
は必要です。
うちの試験器
NF回路設計ブロック製 RX4718
では三相平衡での最大出力電圧が
250V×√3=432V
であるため足しません。
ですのであれこれ準備して実験しました。
使用機材
RX4718
計器用変圧器(440V/110V 2台V結線)
相切替機と3相電圧確認用テスター(COSTOM M-01)
出力電圧測定用テスター(FLUKE 177)
単純に試験器側 3相150V入れてやれば
3相600Vだせると踏んでいたのですが、
測定器の最大出力に引っ掛かり
下記表の数値までしか出力できませんでした。
そこで、どのみち試験の際は1相だけ
電圧を上げて試験するので、
下記の表通り試したら出力できました。
というわけで3相過電圧継電器試験は
うちの機材で
やれそうです。
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