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つくばの"すーさん"
電気管理技術者
つくば電気管理事務所です。
茨城県つくば市を拠点に
自家用電気工作物(高圧電気需要家)の
外部委託電気保安管理業務
および各種測定等試験業務を
おこなっております。

このブログでは
電気管理技術者(電気主任技術者)として
自家用電気工作物の
実務に関することや
各種業務で経験したことを
随時掲載しています。

パワコン内蔵OVR(過電圧継電器)の試験前準備実験

パワーコンディショナ(PCS)に内蔵された
系統連系保護装置の試験を実施するために、
あれこれ考えています。

その中でOVR(59 過電圧継電器)ですが、
パワコン定格出力AC420Vの場合、
OVRの整定は480Vとされており
動作時間をとるためには、
480V×120%=576V
は必要です。

うちの試験器
NF回路設計ブロック製 RX4718
では三相平衡での最大出力電圧が
250V×√3=432V
であるため足しません。

ですのであれこれ準備して実験しました。

使用機材
RX4718
計器用変圧器(440V/110V 2台V結線)
相切替機と3相電圧確認用テスター(COSTOM M-01)
出力電圧測定用テスター(FLUKE 177)

単純に試験器側 3相150V入れてやれば
3相600Vだせると踏んでいたのですが、
測定器の最大出力に引っ掛かり
下記表の数値までしか出力できませんでした。

そこで、どのみち試験の際は1相だけ
電圧を上げて試験するので、
下記の表通り試したら出力できました。

というわけで3相過電圧継電器試験は
うちの機材で
やれそうです。

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