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つくばの"すーさん"
電気管理技術者
つくば電気管理事務所です。
茨城県つくば市を拠点に
自家用電気工作物(高圧電気需要家)の
外部委託電気保安管理業務
および各種測定等試験業務を
おこなっております。

このブログでは
電気管理技術者(電気主任技術者)として
自家用電気工作物の
実務に関することや
各種業務で経験したことを
随時掲載しています。

位相特性試験器零相電流の最大負荷インピーダンス

とあるポンプ場リレー試験実施時のできごと。

PASのSOG試験に

双興
自動型位相特性試験器
ADGR-1000HK

を使用していました。

P1,P2,a1,ac,T,E,kt,ltをいつものように接続し
自動モードで試験開始。

はじめに零相電圧試験実施、良好。
次に零相電流試験を実施。
スタートを押すと電流出力エラーで試験できず
何回かやっていると試験できるときもある。

試験器故障かなと思い電流出力コードを短絡して
スタートすると問題なし。Vo試験がちゃんと
できているんだから問題ないはず。

そこでSOG側のkt,ltのインピーダンスをテスターにて測定したところ
1.1Ωあった。

こちらのSOGはPAS真下ではなくちょっと距離がある
受電盤内に設置されており、制御線が長めなんで
電線の抵抗が上がっているようでした。

そして測定器の仕様を確認したところ、

最大負荷インピーダンス
ADGR-1000HK 1.7A(1Ω) 2A(0.5Ω)

参考(うちにある測定器)に

DGR-1000KD 1Ω(2A出力時)

DGR-3100CVK 0.5A 12Ω
      1.5A 4Ω
       5A 1.2Ω
       10A 0.6Ω

というわけでインピーダンスチョイ越えだったので
こんな症状だったのだと思う。

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