先日、試験業務先の担当者から
聞かれてわからなかっことです。
三菱電機製
高圧断路器DV-3ですが、



1.定格400A 2021年製
2.定格200A 2021年製
3.定格400A 2022年製
画像の1のみ
導入時から
導体金属部の色が違ったそうです。
2021年の物だと
定格200Aと400Aの違いかと思いきや
2022年製400Aはシルバーなので
気になったようです。
なぜ違うのかという質問を
三菱電機FAに出したところ
ありがたいことに
ご回答をいただきました。
DV-3形断路器については、定格電流値によって
主回路導体部品の表面処理(めっき)が異なります。
200A品 : 銅材+錫めっき処理
400A品 : 銅材+銀めっき処理
ご提示ありました画像1の『導入時から導体金属部の色が違う』については、
銀めっき処理部品の表面(銀めっき表層)が硫化変色したことによる変化です。
※銀(銀めっき処理部品)の硫化変色は、大気中の硫化成分(代表的なもの
としては亜硫酸ガス)が銀の表面に結合して『硫化銀』の層を生じること
によって発生する、自然現象です。
画像1の機器の変色が『硫化変色』であると判定できる理由を以下に示します。
(1)変色部位が、すべて銀めっき処理部品である。
(2)変色の発生が銀めっき処理部品の全体に及んでおり、
且つ、概ね均等に変色している。
(3)変色の色合いが、銀の硫化変色時の色合いと合致している。
(4)変色部品と隣接・密接している他の部品(銀めっき処理以外の、ねじや
鉄板部品など亜鉛めっき処理品)には変色などの異常発生が見られない。
これらの特徴から、当該変色を『硫化変色』と特定しております。
上述のとおり、硫化変色は銀の一般現象であり、実用上の支障はありません。
なお、もしも異常過熱による変色が発生したような場合には、
隣接する『銀めっき以外の部品(三価亜鉛めっきのねじ、座金等)』も
過熱変色しますので、判断の目安にしてください。
(※本件変色に関しましては、機器取扱説明書の9頁目の備考(3)に
注記しておりますので、ご確認ください。
取扱説明書に関してはFAサイトに掲載しておりますので参照ください。)
まず定格の違いで
錫めっきと銀めっきの違いがあることを
初めて知りました。
そして400Aのものは銀めっきで
自然現象であることが
わかりました。
導入時には色が違っていたそうですが、
実際の導入時にじぶんでは見ていないので
何とも言えないですが、
3.2022年製400Aの物は
とりあえず色が変わっていないだけで
来年にはわからないと
いったところかもしれません。
三菱電機様 ありがとうございました。
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