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つくばの"すーさん"
電気管理技術者
つくば電気管理事務所です。
茨城県つくば市を拠点に
自家用電気工作物(高圧電気需要家)の
外部委託電気保安管理業務
および各種測定等試験業務を
おこなっております。

このブログでは
電気管理技術者(電気主任技術者)として
自家用電気工作物の
実務に関することや
各種業務で経験したことを
随時掲載しています。

柱上安全帯長年の疑問

柱上安全帯について長年疑問に思っていたことが
あります。

それは、胴綱の金具(伸縮調整器)の取付向きについてです。

通常の教えではメーカーでも
藤井電工の柱上安全帯の取扱い12番目
「連結フックを外向きに掛けてください。
内向きは、外れ止め装置を押さえるので
事故のもとになります。」といっています。
でも諸先輩方から
「ロープが上側を通るようにする方が使いやすい」
「金具には右利き用と左利き用がある」
など言わたこともあり、
連結フックが内向きになってしまうけど
ロープが上側を通るように使用していたある日、
連結フックのロックにベルトの先端金具が
挟まり、昇柱前のロープチェックをした際に
外れてしまいヒヤッとしました。

先日の昇柱訓練時に東京電力の
職員が使用していたものは、
ロープは上側を通り、でも連結フックは
外向きになっていました。

私が開業時に購入し普段使っているものは、
藤井電工 63D柱上安全帯 63D-27 
ですが、こちらについているものは
連結フックを外側にした時
ロープは下側を通るようになります。
とくに購入時に指定等はしなかったので
これが標準仕様なんだろうと思います。


[実際の使い勝手を検証]


まずは紐を下側通過(連結フック外向き)


いつもと違うせいかもしれないが、
ロープは気持ち引きにくく感じたが問題はない。
柱上では、なんとなく腰ベルトが上に引っ張られる感じで
居心地が悪い。
でも柱から降りる際ロープを首の後ろに回した時は
おさまりが良い。


次にロープを上側通過(連結フック内向き)


ロープの引き具合はふつう
柱上では、腰が真横に体重がかかり
居心地がよい。
ロープを首の後ろに回した時は
前に出っ張る感じで少々邪魔な感じはした。

結論どっちがいいとは言えたものではないが、
なんとなくロープが上側通過していた方が
実際の作業でのツッパリ感がいい感じ。

メーカーカタログには


右利き、左利き、
ロープ通過上側通過、下側通過で
種類が掲載されてましたので、
選べるんじゃないかと思います。

とりあえずまだ4年の使用で傷んでないので
しばらくは連結フック外向き、ロープ通過下側で
使用を続け、次回注文の際は
右利き用ロープ上側通過(R型)を指定して
購入してみたいと思いました。

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