柱上安全帯について長年疑問に思っていたことが
あります。
それは、胴綱の金具(伸縮調整器)の取付向きについてです。
通常の教えではメーカーでも
藤井電工の柱上安全帯の取扱い12番目
「連結フックを外向きに掛けてください。
内向きは、外れ止め装置を押さえるので
事故のもとになります。」といっています。
でも諸先輩方から
「ロープが上側を通るようにする方が使いやすい」
「金具には右利き用と左利き用がある」
など言わたこともあり、
連結フックが内向きになってしまうけど
ロープが上側を通るように使用していたある日、
連結フックのロックにベルトの先端金具が
挟まり、昇柱前のロープチェックをした際に
外れてしまいヒヤッとしました。
先日の昇柱訓練時に東京電力の
職員が使用していたものは、
ロープは上側を通り、でも連結フックは
外向きになっていました。
私が開業時に購入し普段使っているものは、
藤井電工 63D柱上安全帯 63D-27
ですが、こちらについているものは
連結フックを外側にした時
ロープは下側を通るようになります。
とくに購入時に指定等はしなかったので
これが標準仕様なんだろうと思います。
[実際の使い勝手を検証]
いつもと違うせいかもしれないが、
ロープは気持ち引きにくく感じたが問題はない。
柱上では、なんとなく腰ベルトが上に引っ張られる感じで
居心地が悪い。
でも柱から降りる際ロープを首の後ろに回した時は
おさまりが良い。
ロープの引き具合はふつう
柱上では、腰が真横に体重がかかり
居心地がよい。
ロープを首の後ろに回した時は
前に出っ張る感じで少々邪魔な感じはした。
結論どっちがいいとは言えたものではないが、
なんとなくロープが上側通過していた方が
実際の作業でのツッパリ感がいい感じ。
メーカーカタログには
右利き、左利き、
ロープ通過上側通過、下側通過で
種類が掲載されてましたので、
選べるんじゃないかと思います。
とりあえずまだ4年の使用で傷んでないので
しばらくは連結フック外向き、ロープ通過下側で
使用を続け、次回注文の際は
右利き用ロープ上側通過(R型)を指定して
購入してみたいと思いました。
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