先日太陽電池アレイの断路器で
N側が一括で開放できないところでの
絶縁抵抗測定を書き込みしたが、
今回はPNともに切り離せるタイプの現場で
あれこれ試してみた。
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パネルは1枚150W
公称開放電圧108V
公称短絡電流2.20A
1アレイ直列4枚×並列4枚なので、
合計開放電圧432V
合計短絡電流8.8A
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この日は天候曇り、短絡電流3.6A程度。
まずは太陽光アレイ断路器~パワコン入力側間を測定。
サージアブソーバが入ったままでも太陽光アレイを
切り離していればそのまま測定OKでしたが、
太陽光アレイを接続状態で測定すると電圧が
加算されるせいか絶縁ガタ落ち、抜けてるようです。
なのでサージアブソーバは極力外すべきですね。
まずは太陽光アレイ1回路で測定。
健全な状態なら短絡させてもさせなくても
500Vメガにて>100MΩとでたので、
全部バラせて対地間に開放電圧に近い電圧さえ
出ていなければ短絡なしの測定で十分と結論。
ちなみに短絡状態にて静電容量を測定、24nFで
測定値安定。
次にN側が開放できない場合を想定するため、
断路器N側だけを全回路投入、1回路のみPN投入で
測定。
1回路PN短絡なしで80MΩ。
1回路PN短絡状態で>100MΩ。
よってN側一括でしか測定できない場合、
アレイごとに短絡をする必要ありと結論。
ただ、1回路PN短絡状態N側一括で静電容量を測ってみると
460nFくらいになってみたり0nFに落ちたり不安定、
電圧が発生しているためだと思うが
この状態での測定はやはり完璧な測定には
ならないなと感じました。
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