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つくばの"すーさん"
電気管理技術者
つくば電気管理事務所です。
茨城県つくば市を拠点に
自家用電気工作物(高圧電気需要家)の
外部委託電気保安管理業務
および各種測定等試験業務を
おこなっております。

このブログでは
電気管理技術者(電気主任技術者)として
自家用電気工作物の
実務に関することや
各種業務で経験したことを
随時掲載しています。

太陽電池の絶縁抵抗測定の考え方はいろいろ?

太陽光発電所の年次点検をいずれ実施する準備として
以前調べた太陽電池の絶縁抵抗測定方法に
従い実施するため、
(竣工検査時は施工業者による測定だったので
まだやったことはなし)
必要な短絡用開閉器を電材屋さんに
見積もりをお願いしました。

そして測定方法再確認のため、HIOKIの
サイトを確認したら、

「あれ?P-N間を短絡しない方法に代わってて
短絡する方法は消えている!」

どういうことなのか?
そもそもなんでP-N間を
短絡する必要があったのか。

わたしが所属する東京電気技術者協会で
今年行われた技術研究発表会で
配られた資料から測定方法は、

日本電機工業会技術資料
JEM-TR228
小出力太陽光発電システムの保守・点検ガイドライン

に準じてとなっているので、ネット経由でPDFを
即購入し確認しました。

○P-N間を解放した状態で行う方法
1、太陽電池電圧が試験電圧に影響を与える。
2、地絡が発生しているアレイを試験する場合、
  他機器損傷の危険がある。
(メガが壊れるということだと思う)

○P-N間を短絡した状態で行う方法
1、短絡による危険。
2、回路を開閉するときの開閉器の
  開閉能力不足による接点部の損傷。
3、接続状態によっては短絡点以外の場所に電圧が
  生じる場合がある。

上記の点から、HIOKIとしては点検者が短絡により
けがをするリスクより測定器が壊れるリスクを
とったのかなと勝手に思う。

ちなみに太陽電池アレイは対地静電容量が大きいため、
絶縁抵抗値が安定するまで時間を要するそうです。

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