2日連続での保護継電器試験にて。
前日に地絡方向継電器の
交換工事があった場所の
試験を実施。
地絡電圧継電器(64)
光商工LVG-2からLVG-7へ、
分岐用の地絡方向継電器(67)
LDG-21AからLDG-71へ
数台更新されてました。
試験のため端子解線して
補助電源を入れましたが
64は動いていないにもかかわらず
67の地絡電圧の検出表示ランプが
点いてしまいました。
去年までは問題なかったはずなのに。
この状態では試験はおろか
運用もできないので
工事ミスなのか何なのか
あれこれ調べてみました。
零相蓄電器は同時に交換されたので
型式組み合わせ問題なし。
64から67へのVo渡りのM-N端子に
テスターを当てて見たところ、
DC約2Vと出ましたが、
正解がわからないので
いいのか悪いのかはわからない。
M-N端子の数台渡りのハモ端で
1か所解線したら
Voランプが消える箇所がありました。
ハモ端戻して
さらに追いかけて
1台の67までたどり着き、
ここのM端子を離線したところ
そのほかの67は正常になりました。
数台更新になったところから
離れたところに同じ64からVoを
取り込んでいる物が
あったのですが、
こちらはLDG-21Aのままで
更新されておりませんでした。
現場で
LDG-71の取説をネットで引っ張り出して
さらっと読んだ時には、
LDG-71、LVG-7はLDG-21と
組み合わせできます(青ライン)と
書いてあるから平気な気がする、
M-Nの線が距離があるせいか
誘導で電圧が乗ってきてるのかと
想像しましたが
このときは
よくわかりませんでした。
昼休憩中に
LDG-21Aの資料も
ネットで見れたので
読んでみると、
LDG-21AはLDG-11代替機種とありました。
前の資料画像の(赤ライン)箇所で、
LDG-11は組み合わせできませんと
書いてあることがわかり、
互換性の問題だったと結論が出ました。
やっとすっきりして、
工事実施者に報告し
対応していただき
今回は収まったので
よかったです。
1台だけ飛び地にあったことで
更新漏れがあったのもありますが、
“A”の一文字で
互換性が変わるのでは
部分更新だと
よほど熟知している人じゃないと
互換性判断は厳しいのではと感じました。
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