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鈴木研志(すずきけんじ)
電気管理技術者
つくば電気管理事務所です。
茨城県つくば市を拠点に
自家用電気工作物(高圧電気需要家)の
外部委託電気保安管理業務
および各種測定等試験業務を
おこなっております。

このブログでは
電気管理技術者(電気主任技術者)として
自家用電気工作物の
実務に関することや
各種業務で経験したことを
掲載しています。

起動時ロック・瞬時動作型3Eリレーを初試験

毎年お邪魔してます

霞ヶ浦に寄り添う場所にある

ポンプ場の試験業務にて。

運転中に3Eリレーが動作してしまい、

誤動作なのか

本当に過負荷だったのかわからないので

いつもはやっていない

3Eも試験してほしいとのことでした。

オムロン

SE-KQ1Nという型なんですが、

時限が反限時特性の

よくあるやつではなく

起動時ロック・瞬時動作形というもので

私は初めての試験となりました。

よくある反限時動作型だと

動作時間整定ツマミ(×1,×4選択)で合わせた数値は

電流整定値の600%入力時の動作時間ですが、

起動時ロック・瞬時動作形だと

動作電流整定値の

30%以上入力での動作を

ロックし続ける時間だそうです。

動作時間測定試験ですが、

取説には動作時間整定ツマミ最少にして

電流整定値の100%を

整定時間+2秒以上流してから

140%に急変させて

0.5s以下であることと

なっていました。

動作時間整定ツマミ整定値で

その時間+2s以上

整定値100%を流してから

140%急変で

ちゃんと瞬時動作することを

確認しました。

念のため初めから

140%入力で試験したら

だいたいツマミ通りの時間で

動作しました。

ということで4台ありましたが

すべて所定の性能であることを

確認できました。

あとは記録計でも仕掛けて

動作時の電流動向を

確認していただくしかないかなと

思いました。

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