コロナ禍による
施設内立ち入り制限中の
介護施設等で
屋外キュービクルでも
年次点検が実施できないところが
数件あります。
(内部に入れないので
エレベーター等の安全停止確認が
できない箇所や
館内に在宅酸素への
仮設電源を用意する必要がある現場など)
(経済産業省)
自主保安の原則に基づき、
設置者と協議した上で
可能な範囲の代替措置を
検討し、実施するように
してくださいとなっているので、
昔努めていた関東電気保安協会の
新A年次点検
(3年に1度の停電検査以外の
1年目、2年目無停電年次点検)
のような点検を
代替点検としてやっておくことにしました。
保護継電器動作特性試験と
保護継電器と開閉器等の連動試験
は充電中にできないし
事前に無停電試験対応の配線等に
してなければリスクがありすぎて危険なので
代替措置不可。
高圧絶縁抵抗は
温度と部分放電の測定で
代替とした。
サーモグラフィー FLIR i7で温度測定。
JFEアドバンテック
コロナ放電チェッカーMK-720Lで
部分放電測定。
記録用紙ひな形を新たに用意。
低圧絶縁抵抗測定は
絶縁監視装置をいれており、
現在警報を発生させていないことから
絶縁は良好とみなし、
絶縁監視装置の動作試験のみを行う。
接地抵抗測定は
漏電等で
接地端子台の電位が
上がっている箇所がなければ
測定を実施。
来春くらいにはコロナ禍が収束してほしいと
祈るばかりです。
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