最近、
「1号柱周辺アスファルト等で
PASのA種の測定が
不可能な場合が
あったりします。
(補助極が打てない)
どうしてますか?」
とブログのコメント欄に
ありました。
そして本日早朝、
契約需要家様の
年次点検を実施、まさに
そんな状況だったので
本日使った補助極を
紹介いたします。
P極に電力会社の電柱から出ている
接地線を利用。(0.8Ω)
C極に道路挟んだ向かいが
砂利引きの隣地で
補助接地棒は
刺さりませんでしたが、
区画用の金属棒が刺さっていたので
それに接触させて
使用しました。 (120Ω)
電力会社の電柱が使えなかったと
仮定して、C極を
U字溝ふたの上に
ウエス敷いて
掃除用に持ち歩っている
水タンクから水をひたひたにして
補助接地棒を寝かせて接続。(>1000Ω)
わたしの接地抵抗計は
横河 3235で取説上
補助極10kΩまで測定可能と
なっていますのでA種の測定で試したところ、
東電柱接地抵抗を補助として使用した値と
-1Ωくらいの違いはありましたが
測定できました。
思いつく限りですが
ほかの機種の
補助接地抵抗の
測定に使用できる補助接地抵抗範囲を
確認したところ、
ムサシ ET-5(アナログ)5kΩ
ムサシ アースメガIE-31・32・32L(アナログ)5kΩ
HIOKI FT3151(アナログ)5kΩ
HIOKI FT6031(デジタル)50kΩ(20Ωレンジ分解能0.01Ωは5kΩ)
KYORITSU MODEL4102A(アナログ)確認できず
KYORITSU KEW4105DL(デジタル)20Ωレンジは0~10kΩ
となっていました。
メーカー取説によって
書き方が大雑把なものもあり
はっきりとはわかりませんが、
基本5kΩまでと思えばいいように感じました。
アナログの方が頑丈そうで
安心なんですが、
デジタルの性能や防水機能も
魅力的に感じます。
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