毎年実施しています
ポンプ場の保護継電器試験。
台風19号の後なので
中止になったりするかなと
思っていたが
通常通り実施。
受電盤に
過電流継電器と
不足電圧継電器があるんですが、
OCRの方は故障したとのことで
今回から新しくなっていました。
三菱
MELPRO-Dが新旧ついてるので
絶好の機会と思い
パソコン接続ソフトを
じっくり試すことができました。
まずは新型、
COC3-A41D1
こちらは以前にもPC接続で
試験したことがあります。
試験前に整定値を
パソコンに保存して、
試験後の整定値と比較して
一致不一致をソフトが
確認してくれるので
とても安心。
多くの整定項目の
読み上げチェック労力が
減るのもありがたい。
リレー強制制御という項目があり、
保護連動試験の際に
保護要素を選択して
書き込みを押せば
指定保護要素の表示と
接点出力できるのかなと
思っていたら、
このモードは表示のみで
接点は出力出来ませんでした。
ちなみにこのモードは
パソコンソフトでのみ
使用できます。
接点出力しての
試験を行う場合には
DO強制制御というモードで
保護要素が割り振られている
番号にチェックを入れて実行を押す。
こちらは接点出力のみなので
保護要素LEDは点灯しません。
DO強制制御モードは
パソコンからと
ボタン手動操作の両方でできます。
保護連動試験の際に
保護要素表示が出ないので
ちょっと寂しい感じがします。
一方こちらは
旧型メルプロD。
パソコン接続コード専用品を
だいぶ前に買って
やっと今回使用しました。
RS-232Cに
シリアルUSBケーブルを
咬ませてパソコンに繋ぎますが
ソフトの通信ポート設定が
com1〜com5までしかないので
パソコン側デバイスマネージャーで
シリアルUSBの設定を
変更する必要がありました。
旧型では
整定値のパソコン保存はできるが
保存データと最終継電器状態の
自動比較は出来ないので
新型はやはり優秀。
しかし、強制動作に関しては
保護要素表示と接点出力が
同時に出せるので
旧型の方が
保護連動試験してる
雰囲気は出るかなと。
あと、うちでいじることは
まずない部分ですが、
旧型では
プログラマブル接点の
保護要素割り当てが
コード変更でできましたが、
新型は今のところ
いじれないと
メーカーに準ずる人が
言っていました。
コメント