今週は火曜日から三日間茨城の北のほうで
ポンプ場の点検業務でした。
そして本日は最終日、とくに異常なく
終わるのかなと思いきや、
![20160926033441.jpg](https://toaru-d.com/wp-content/uploads/2023/07/20160926033441.jpg)
10番端子のみ
0.02MΩ、絶縁不良です。
物は
三菱製
過電流継電器
CO-16I-D
1997年製
内部結線図を確認すると、
![20160926033442.jpg](https://toaru-d.com/wp-content/uploads/2023/07/20160926033442.jpg)
10番はトリップ回路で、
CO(限時要素の円盤接点、)と
IIT(瞬時要素の接点)に
つながっています。
不良指摘することは
決定だが、何が悪いかはっきりさせたいので
外して原因を調査してみる。
引出式誘導型のリレーは
配線がむき出しなので、
円盤接点につながる配線と瞬時コイルに
つながる配線が一目瞭然、ネジでつながっているので
ばらして確認。
![20160926033443.jpg](https://toaru-d.com/wp-content/uploads/2023/07/20160926033443.jpg)
原因は円盤接点側でした。
今後この型のリレー試験時は
かならずメガを当てて確かめるように
心がけます。
ちなみに盤側の配線は、
制御電源DC100Vの+側が
接続されているので、
悪化すると直流地絡で
不具合が出る恐れがあることを
お客様に説明しました。
(後日談)
あとから聞いたのですが、数年前設備に
雷をくらったことがあるそうです。
それですかね、この珍しい現象の原因は。
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