年末試験業務に入っている
現場にてリレーの更新があり、
更新後リレー試験と保護連動試験を実施。
ところが保護連動試験で
所内制御電源を仮設にて入れて
過電流継電器の接点を短絡するも
遮断器を飛ばすことができない。
遮断器の入、切操作は動くのに
原因がわからない。

調べてみると、
コントリはDC140V出ているのに
トリップ回路にはDC50Vしか出ていませんでした。
キュービクル内に保管されていた
回路図面を見ながら配線追ってみると
コントリ(コンデンサ引外し装置)からの
出ている遮断器入切回路と
過電流継電器による
引外し回路の配線に違いがある模様。

これ以上はどうもわからないため
交換した業者に説明したところ、
コントリが・・・と気が付かれました。

今回取り付けられたものは
三菱KF-100Eで、
上記画像のように
DC+側とDC-側にダイオードが入っていて
回路図で言うところの
AC2とDC-を共通では
兼用できない仕様なのが原因のようでした。

三菱
KF-100CDという型であれば
AC2とDC-間にダイオードがないため
よかったようです。
今回は古いコントリに戻して
来年更新することとなりました。
コントリの選定は
気を付ける必要があると
学びになりました。
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