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つくばの"すーさん"
電気管理技術者
つくば電気管理事務所です。
茨城県つくば市を拠点に
自家用電気工作物(高圧電気需要家)の
外部委託電気保安管理業務
および各種測定等試験業務を
おこなっております。

このブログでは
電気管理技術者(電気主任技術者)として
自家用電気工作物の
実務に関することや
各種業務で経験したことを
随時掲載しています。

負の連鎖、手抜きの連鎖

 契約しております

太陽光発電所の

年次点検を実施してきました。

ここは

工場施設構内に

全量買い取りの太陽光発電所が

ある施設。

なので

1号柱にPASが2台乗っています。

点検中、PASの接地抵抗測定で

150~500Ω位をふらふらと

安定しない数値が出てしまいました。

新設時から管理させていただいてますが

昨年まではA種接地抵抗許容範囲内でした。

地上から望遠鏡で緑線の経路を

追ってみましたが、どうやら

既設の引込ケーブルブラケットのボルトから

分岐している模様。

しかしよくは見えないので昇柱してみました。

左が太陽光発電用のPASにつながる

接地線なのですが

巻き付けてしばってあるだけ。

そして右は既設設備のPASへ至る接地線ですが、

ねじやまに1周巻き付けてあるだけ。

既設の施工方法もひどいですが、

これにならって巻き付けだけで済ませるって

手抜きの連鎖ではないでしょうか。

私が竣工検査のとき、

上へは昇らず

地上からSOGのZ2端子で測定して

良にしただけなので

私にも責任があるのかもしれませんが、

そこまで面倒見なきゃならないんですか・・・

手直し改修したい気持ちは

あるのですが、

既設の設備は他の電気保安法人なので

わたしが触れる範疇ではありません。

設置者に報告して対応を

お願いするように伝えて撤収しました。

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