前々から作らなきゃと思っていたものに
着手。

地絡方向継電器ってものによって
ZCT1次電流(200mA等)で管理値をとるものと、
ZCT2次電流の直入力される値(1.50mA等)で
管理値を取るものがある。きっと前者はZCTとセットで
盤に組み込まれているもの、後者はZCTの誤差を
加味せず本体性能を示しているってことなのかなと
勝手に思う。
そして後者の試験を行うにあたって、いままでは
どこぞかで入手したZCTを使って試験していたが、
たとえば富士のリレーの取説だと、
出力±50%,10~20°遅れ位相になることがあるので
試験結果は参考値とされます。
なので、本来の本体性能を判断するには、
ZCT2次にmA電流計と位相計を接続する必要があります。
なので、抵抗を使った分流器を用意しておけば、
位相は試験器側で見れるから電流計だけでいいし、
省力化が図れる。
抵抗いくつにしたかは内緒ですが、
実際にうちに転がっていたDGR、
長谷川のVG-UF7Dにて確認試験。

ZCT使用にて
ZCT1次側(試験器) 進み143°,遅れ26°
ZCT2次側(出力位相計にて) 進み206(154)°,遅れ14.7°
約10°遅れ
分流器使用にて
1次側(試験器) 進み155°,遅れ17°
2次側(出力位相計にて) 進み206(154)°,遅れ18°
もちろんほぼ変わらぬ動作を確認。
軽くて小さくて楽なので、時間があったら
もう少し台数を作りたいと思います。
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