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つくばの"すーさん"
電気管理技術者
つくば電気管理事務所です。
茨城県つくば市を拠点に
自家用電気工作物(高圧電気需要家)の
外部委託電気保安管理業務
および各種測定等試験業務を
おこなっております。

このブログでは
電気管理技術者(電気主任技術者)として
自家用電気工作物の
実務に関することや
各種業務で経験したことを
随時掲載しています。

誘導形地絡方向継電器の零相電圧容量について

先日、今年東京電気技術者協会に入会した人と
位相特性試験器何買おうかの話をしていたところ、

「普通に年次点検をやるならデジタルの軽いのが便利」
「でも頼まれるところで誘導形の67が付いてる所があって
零相電圧の容量ある試験器じゃないと電圧上がらなくて
困ることがある」

なんて話をしていたので、だったら大体いくつ必要で
どの試験器がいいのかを調べてみた。

(誘導形地絡方向継電器)
三菱 CWG-2B 定格電圧にて 32VA

富士 WJ9(P)-A(0)1 20VA

東芝 IDG5D-BT1 30VA

日立 IGF形C-3B1 定格値にて(定格190V)38VA (定格110V)41VA

日新 IGR-A (定格190V,110V)40VA

明電舎 KIG-CFP 定格値にて(定格190V)13.3VA (定格110V)12.2VA

というわけで、最大41VAないとすべての試験ができない。


現行位相特性試験器だと
(双興)
ADGR-1000HK(保有) 5VA

DGR-1000K 5VA

DGR-1000KD(普段の年次点検に使用)15VA

DGR-3050CK 40VA(25Vレンジは5VA)

DGR-3050CVK 50VA(25Vレンジは5VA)

DGR-3100CVK 50VA(うちの試験業務時はこれ)(25Vレンジは5VA)

(ムサシ)
RDF-2A (25V)0.37VA (250V)3.75VA (500V)7.5VA (1000V)15VA

RDF-5A (25V)8VA (250V)50VA (500V)7.5VA (1000V)18VA

GCR-mini (25V)0.375VA (250V)3.75VA (500V)7.5VA (1000V)15VA

GCR-miniVS (25V)8VA (250V)37.5VA(※1) (1200V)18VA
※1 190V出力時は約50VA

よって、双興ならDGR-3050CVK、DGR-3100CVK。
ムサシならRDF-5A、GCR-miniVS。ついでに昔のRDF-2Vがあればいける。

できれば2台持ちが楽だけど、費用の問題があるから
まずはPASのSOG試験で使いやすい1台を手に入れるべきと思います。

追記

(エヌエフ回路設計ブロック)

RX4717 (250Vレンジ)50VA

RX1418 (250Vレンジ)50VA

RX47022 (300Vレンジ)60VA

RX4744 (300Vレンジ)75VA

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