契約お客様施設にて、
出てはすぐに止まる間欠漏電が
発生しました。
間欠漏電の探査は 何度も訪問し
時間がかかるのですが、
今回わりかし早期に発見できたので
経緯を書き込みます。
10/12 11時半
お客様より
「事務所の警報盤がたまに鳴って止まる」
と連絡を受けました。
当方の絶縁監視装置を設置しているが
警報はないので、短時間の漏電が
何度か発生していると判断し訪問。
事務所警報盤はキュービクルのバンクごとに
表示があるのでバンクは特定。

キュービクルからの幹線回路4回路に
共立 漏れ電流記録用データロガー
MODEL 5001(ロングライフタイプ)
にて45分ほど様子見、
その間キュービクル内の
漏電火災警報器は1回のみ動作し、
幹線の特定が出来ました。

施設内分電盤へ行き内部確認すると、
1回路漏電遮断器がトリップしており
0.01MΩ絶縁不良でした。
冷凍機内照明回路の電源とあり
これについては冷凍機業者に改修依頼連絡をしました。
しかし、漏電火災警報器が動作したことと
漏電遮断器が動作したことの関連性が確認できず
もしかしたら違うかもしれないので
特定した回路の分岐回路を大まかに
4つに区切って再度漏電ロガー取付して
この日は退去。
10/14 0時
当方設置の絶縁監視装置から
警報メールが届きました。
やはり漏電はほかにあった、
漏電ロガー仕掛けてきて正解だったと
思いつつzzz…
日中対応することにしました。
10/14 8時半
現場へ訪問。
大まかにつけた記録計から
分岐6回路中のどれかというところまで
絞れたので1回路ごとに
記録計のCTを取付。

お客さまに
「また事務所内警報盤が鳴ったら連絡ください」
とお願いし退去。
10/14 11時半
お客様より警報が鳴ったと連絡があり。
ほかのお客様施設へ
点検に行っていたので
午後対応とする。
10/14 16時
漏電記録計の結果、
(電灯)冷凍機電源(FAN)という
回路であると特定。

(記録計の赤ランプが付いているところが
漏電記録した回路。)

記録計のデータをタブPCに移して
発生時間を確認してみたが、
漏電発生の時間に規則性が
なかったのでタイマーだけでは
ないことが分かった。
冷凍機業者に改修依頼ついでに
聞いてみると、
霜取りや内部ファンなどの
それぞれ自動で
運転停止を繰り返すような
回路だと説明を受け納得。
先日に引き続き改修をお願いし
今回の探査は完了しました。
10/15 夕方
冷凍機業者より、冷凍機内の
ヒーターが原因だったので
直したと連絡を受けました。
これで一安心です。
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