年次点検での
PASのSOG試験。

トリップコイルの
コイル抵抗と絶縁抵抗を測っておこうかと
思ったのですが、

ここのPASは94年製、
この年代の戸上PASは

開閉器遮断と同時に
トリップコイルも
切り離されるので
停電中のコイル抵抗は測定不能、
コイル絶縁抵抗だけ500Vレンジで測定しました。
PAS投入中でなければ
コイル抵抗は測れませんが、
異常があるわけではないので
充電中に
わざわざ端子バラシての測定は
無駄に危ない作業だと思うので
おこないません。

(SOGだけ2010年の物に交換してあります。)
ですのでPAS開放中に
SOG補助電源を入れると
トリップコイル断線と判断され
自己診断異常ランプが点灯します。

1999年くらいから2024年くらいまでの物は
トリップコイルにスイッチがなく
PAS開放中でもコイル抵抗は測れます。
この記事を書くため
最新の仕様も確認しておこうと
株式会社戸上電機製作所

株式会社戸上電機製作所
株式会社 戸上電機製作所は、九州・佐賀を拠点に高圧開閉器をはじめとする配電事業に関する製品・システムを手掛けるメーカーです。安全で高品質な製品を通じて、社会イン…
メーカーサイトで
最新取説を確認したところ、

現在は
標準で内部スイッチ無し、
特殊仕様として
トリップ回路自己消磁接点付が
選択できるようです。
このごろのPAS試験用電源には
コンパクトなポータブル電源を使うのが
言わば常識。



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