
電圧2相電流2相保護リレー試験器 RX47022 – エヌエフ回路設計ブロックで
誘導形のリレーを試験。

試験対象の中に
地絡保護用途で
三菱小勢力過電流継電器 COG-2-Dという
機種がありました。

RX47022 62Aレンジで
電流出力コードを繋いで
出力設定0Aで出力スイッチを押したところ
すごい勢いで円盤が回り出し
動作しました。
出力0Aなのになぜでしょう?
31Aレンジでも0A動作、
300mAレンジと3Aレンジの時は
0Aオンで動かないので
普通に動作電流試験は出来ました。
しかし
時限測定条件は
タップ値の2000%入力で2秒±0.2秒、
整定タップ0.25Aだと5A必要なため
31Aか62Aレンジじゃないと出せません。
ですのでRX47022では
動作時限測定できませんでした。


COG-2-Dの取説はこちらから↓(メンバー登録必須)
保護継電器 高圧配電制御機器 ダウンロード |三菱電機 FA
タップ値0.25Aは直列抵抗1.05Ωとなっています。
一方試験器の
定格負荷は、


62A,31A,では1Ω未満、
20nA,300mA,3A,31A直列なら1Ω以上なので
もしかしたら
31A直列レンジならいけるのでは?
来年も同じ現場に行くことがあったなら
31A直列レンジで
試してみたいと思います。
それと、
RX47022の0A出力ON状態で
なにが出ているのかは
時間のある時に調べたいと思います。



コメント
コメント一覧 (3件)
I1-I2間の31Aレンジだと勝手に円盤が回らず、試験出来ました。
私もいつもの62Aでやろうとして、0A設定なのに普通に円盤が回ってびっくりしました。
ODさん>
コメントありがとうございます。
0Aで誘導形が動くのは
だれでも驚くと思います。
たぶん31A直列レンジなら
いけるかもと思ってはいましたが
実証していただきありがとうございます。
今日の記事に今日コメントで驚きです。
あまり出くわすことのないリレーですが
すでに経験していた感じですか?
「RX47022電流端子から何が出ている?」という記事を
後日公開予定ですので
よろしくお願いします。
毎年試験していた古い誘導形OCRを昨年47022で試験したときに勝手に円盤が回りびっくりしましたが、もしかしてと試してみたら出来ました。0Aで何か出てるのは引っ掛けです。
限られた試験現場のため終わらせること優先でそれ以上の検証はしてないので、後日公開の記事が楽しみです。