約3年前に
1997年製キュービクル内部の
VCB、リレー、コンデンサ等が
リニューアルされた現場での
年次点検にて。

富士電機製のVCBは
設置年数が経ってくると
入切ハンドル操作の手応えが空ぶったような
変な感が出てくるものが多い気がします。
ですので3年毎くらいで注油したいと思い
今回開けてみました。

おうっ!パネルカットされていません。
私が工事中立ち会っていたのですが
その時はまったく気にしていませんでした。
仕方がないから

↑(別現場の参考画像)
こういう注油口が裏面にあるだろうから
推奨オイルであるワコーズ フッソオイル105を
ぶっかけようと裏に回ったら

現行機種には裏側注油口がないんですね。

裏に台やリフターでも置いて
VCBを外さない限り注油不能です。
とりあえず無駄に開けないように書いときました。
動作が怪しくなってきたら
自分VCBの交換工事をお願いします。
その際は取り付け箇所の
パネルカットを
同時実施してください。
と言うしかないかなと思います。
VCBがある現場では、年次点検で無理せず開けられれば前面パネル開けて、「パネルを開けて注油ができるか」「キュービクルパネルカットされているか」を全数確認しておき、VCB交換指摘の際は指摘内容に「要パネルカット」も書くべきです。そして、工事が決まったら電気工事店にパネルカットまで予定に入っているかの事前確認と、実際におこなわれるかを確認すべきです。
実際パネルカットするには
グラインダーだと火花飛ぶから
よくない気がするので
こういうジグソーを使う感じでしょうか?
工事の技術にはまだまだ疎い私です。
マルチVCB HA12B-H5の更新 | よくある質問(FAQ)、用語集|富士電機機器制御
↑富士電機機器制御株式会社の
よくある質問内に
「既設のパネルカットのまま取替えた場合、メンテナンス時の注油が難しくなる部分がありますので、代替品用のパネルカットに変更して取付けすることを推奨いたします。」
の記述とパネルカット図面を見つけました。
新パネルカット図_HA08_12A□-H□_F86719665a.pdf
富士電機VCB更新時は
この情報を工事会社に
事前に伝えるようにしましょう。




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