新設の現場で
最近操業開始した需要家様の
月次点検を実施してきました。

非常用予備発電機があるので
運転確認していたら

事務所で警報が鳴ったんですが何があったんですか?
恥ずかしながら
発電機運転で警報が鳴ることを
この時まで知りませんでした。
お客様には点検での警報だと説明し
事なきを得ました。
その後点検が終わり
事務所へ報告に行ったのですが



ランプがまだ点いているんですがどうすればいいですか?


”発電機 運転”の項目のランプが
点滅したままでした。


発電機は止まっているし
警報盤にリセットボタンは見当たらないし
発電機側に運転後のリセット操作があるなんて
聞いたことない。
どうしたものかと
再度発電機の起動停止を試してみたり
警報線を外してみたり
警報盤のヒューズ抜き差ししてみたり
いろいろやってみましたが
ランプ点滅は消えませんでした。
1時間ほど格闘したのち
警報盤内の隙間にねじ込まれている
ビニール袋が気になり
取説だったらいいなと
開けたら当たりでした。


ブザー停止スイッチとランプテストスイッチを同時に押す。


ボタン同時押で
表示復帰しました。


無知な私も悪いですが
ボタン周辺にリセットのことが
なにも書かれていないので
作りが不親切だと言いたい。
いままでもほかの現場で
同じような警報盤を
見たことありますが、
ランプが消えないと
言われたことはありません。
こんな自己保持いらないので
自動復帰設定にできればと思うのですが
そんな設定方法は見当たりませんでした。
お客様には



この警報盤は、なんらかの警報が出た場合、異常が復旧しても警報ランプ表示が履歴として残るそうです。復帰するにはブザー停止スイッチとランプテストスイッチを同時に押す操作が必要なんですが、盤にはなにも書いてないのでわかりにくいですね。



誰でもわかるようにメモ書き貼っておきます
と言っていただけました。
今後のためにも
そういうものだと周知出来てよかった、
と思います。
上記の物と形は同じだが
自己保持されることと取説の文字から
ARF 10UNL3だったと思われます。
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