初めて行く現場での
年次点検お手伝いがありました。
ケッコーな規模の高圧受変電設備で
饋電盤が2枚あり、
それぞれ
地絡方向継電器がありました。
K2GS-B 地絡方向継電器(ZPD方式) | オムロン制御機器

1台目試験を行い良好、
2台目に移って
同様に試験をおこないましたが
動きませんでした。
原因を探る過程で電源を入れ
Voを印加したときに
動かないリレー側赤丸の”電圧”表示が
点いていないことに気が付きました。
ZPDは1台で共通なのになぜか?

ZPDの制御箱から出ているY1-Y2は
1台目のDGRから2台目へと
渡り線で繋がっていました。
こんな所でまさかと思いつつ
導通をテスターで当たってみると

Y2渡り線の導通がありませんでした。

試験器の余ってるテストリードで
DGR双方のY2に渡りを入れて
再度試験したら
正常動作を確認できたので
原因は間違いなく断線です。

ホックチューブ、配線ダクト、インシュロックで
しっかり固定されているので
工事等入っていなければ
去年よくて
今年ダメになるなんて
考えられません。

点検時間も限られているし、これ以上の調査はしなくていいよ。このまま不良として指摘報告します。
ということなので
断線箇所追跡はせず
報告のみとなりました。
本音を言うと
電線のどこが断線したか、
断線の原因はなんなのかの疑問を
解消できないのが心残りで
スッキリしません。
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