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つくばの"すーさん"
電気管理技術者
つくば電気管理事務所です。
茨城県つくば市を拠点に
自家用電気工作物(高圧電気需要家)の
外部委託電気保安管理業務
および各種測定等試験業務を
おこなっております。

このブログでは
電気管理技術者(電気主任技術者)として
自家用電気工作物の
実務に関することや
各種業務で経験したことを
随時掲載しています。

PAS耐圧時 制御線の処置と理由

年次点検+PAS更新工事の

お手伝いにて。

予算の関係で同時にできなかったらしく

昨年高圧ケーブルを交換し、

今年PAS交換になったとのことです。

PASは取付前に

耐圧試験を実施しました。

一緒にいた作業者に

作業員

制御線をなんで
渡り入れて接地落としてる?
逆にP1-P2だけなんで
浮かしてる?

なんて聞かれたので

手っ取り早く

自分

取説に書いてあるからですよ

PASに付属していた

取説の対象ページを見せて

答えました。

戸上PAS取説(No.01002d_2019年)抜粋
戸上PAS取説(No.01002d_2019年)抜粋

(すでに装柱状態であれば

制御線短絡とP1-P2開放は必要ないとも

書いてあります。)これについては下記へ追記修正。

以前にも同様の記事を書いています。

制御線短絡接地理由としては

試験対象以外を

同電位にするためと思いますが

P1-P2開放理由は

VT二次側が

PAS内部ですでに接地されているので

外部で接地する必要がないのと、

万が一1相のみで耐圧を掛けてしまい

電位が発生したとき

VT二次側短絡じゃないほうが

VT焼損の可能性が減るから、

なんて想像しました。

また、

装柱状態であれば

制御線接続は

そのままで結構です、これについては下記へ追記修正。

となっています。

その場合

戸上PAS取説(No.01002d_2019年)抜粋

SOG制御装置内部は

サージアブソーバーが入っているので

異常時は

短絡接地されるからだと

思いますが、

ではなぜP1-P2解線しない・・・?これについては下記へ追記修正。

何はともあれ

取説で書いていることを守らないと

なんかあったときは

自分の責任ですので、

最低限書かれていることは

守っておいたほうが無難です。

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~ 2025/01/07 18:30 追記修正 ~

コメント等で

「現行の取説には

装柱状態でのことは載ってない」と

ご指摘を頂きました。

私が引用した取説は

自分で保存してあった

取説No.01002d_2019年を

見てのことだったのですが、

メーカーのサイト

VT・LA内蔵GR付PAS―戸上電機製作所から

現行の

取説No.01314a_2025年1月現在最新の物を見ると

戸上PAS取説(No.01314a_2025年1月現在最新)抜粋

装柱状態の文言は削除となっていました。

私の認識が古いままだったようです。

今やネットで

大抵のことはわかる時代ですが、

私のブログの情報が正しいとは

限りません。

鵜吞みにせず

皆さんご自身で最新情報を

入手することをお勧めします。

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • いつもこのブログにて勉強させて頂いております。
    最新の取説だと「すでに装柱状態であれば制御線短絡とP1-P2開放は必要ない」という記載がなくなってるみたいです。
    理由は不明ですが、戸上に問い合わせたら分かるかもしれません。

    • baldさん>
      ご指摘ありがとうございます。
      私が見ていた取説は2019年の物でした。
      記事を修正しました。
      今後の耐圧試験時制御線処置は
      装柱前、装柱後限らず
      一括短絡接地とP1P2離線で行うこととします。

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