年次点検+PAS更新工事の
お手伝いにて。
予算の関係で同時にできなかったらしく
昨年高圧ケーブルを交換し、
今年PAS交換になったとのことです。
PASは取付前に
耐圧試験を実施しました。
一緒にいた作業者に
制御線をなんで
渡り入れて接地落としてる?
逆にP1-P2だけなんで
浮かしてる?
なんて聞かれたので
手っ取り早く
取説に書いてあるからですよ
と
PASに付属していた
取説の対象ページを見せて
答えました。
(すでに装柱状態であれば
制御線短絡とP1-P2開放は必要ないとも
書いてあります。)これについては下記へ追記修正。
以前にも同様の記事を書いています。
制御線短絡接地理由としては
試験対象以外を
同電位にするためと思いますが
P1-P2開放理由は
VT二次側が
PAS内部ですでに接地されているので
外部で接地する必要がないのと、
万が一1相のみで耐圧を掛けてしまい
電位が発生したとき
VT二次側短絡じゃないほうが
VT焼損の可能性が減るから、
なんて想像しました。
また、
装柱状態であれば
制御線接続は
そのままで結構です、これについては下記へ追記修正。
となっています。
その場合
SOG制御装置内部は
サージアブソーバーが入っているので
異常時は
短絡接地されるからだと
思いますが、
ではなぜP1-P2解線しない・・・?↑これについては下記へ追記修正。
何はともあれ
取説で書いていることを守らないと
なんかあったときは
自分の責任ですので、
最低限書かれていることは
守っておいたほうが無難です。
~ 2025/01/07 18:30 追記修正 ~
コメント等で
「現行の取説には
装柱状態でのことは載ってない」と
ご指摘を頂きました。
私が引用した取説は
自分で保存してあった
取説No.01002d_2019年を
見てのことだったのですが、
メーカーのサイト
現行の
取説No.01314a_2025年1月現在最新の物を見ると
装柱状態の文言は削除となっていました。
私の認識が古いままだったようです。
今やネットで
大抵のことはわかる時代ですが、
私のブログの情報が正しいとは
限りません。
鵜吞みにせず
皆さんご自身で最新情報を
入手することをお勧めします。
コメント
コメント一覧 (2件)
いつもこのブログにて勉強させて頂いております。
最新の取説だと「すでに装柱状態であれば制御線短絡とP1-P2開放は必要ない」という記載がなくなってるみたいです。
理由は不明ですが、戸上に問い合わせたら分かるかもしれません。
baldさん>
ご指摘ありがとうございます。
私が見ていた取説は2019年の物でした。
記事を修正しました。
今後の耐圧試験時制御線処置は
装柱前、装柱後限らず
一括短絡接地とP1P2離線で行うこととします。