夜な夜な
高圧ケーブル更新工事が
ありました。
これは
数か月前に
工事見積もりの現調に
立ち会った時の写真です。
1号柱→
ハンドホール1個目→
ハンドホール2個目→
地中から配管と
プルボックス経由で建物内へ→
建物内ラックを経由し
屋上キュービクルへ立ち上がっています。
高圧ケーブルが通過している
プルボックスにしては
やたら小さいことが
ヘルメットとの対比で
わかるかと思います。
Rがきつすぎないか?と
思いましたが
ここを通すしかないと思い
この時点では
どれだけ曲げていいのかを
調べたりしていませんでした。
細い配管内は錆びていて
通りが悪く
ここの通線が一番大変そうでした。
上向きにケーブルすべて引き出してから
横穴に通す手順での作業になったので
工事前と変わらない感じで
曲げ半径は100mmくらいに
なりました。
後日関係文書を見つけました。
電線・ケーブルの許容曲げ半径 | 技術情報 | 株式会社フジクラ・ダイヤケーブル(FDC)
ケーブル多芯、トリプレックス、高圧の場合
許容曲げ半径は”8D”だそうです。
(D:ケーブル外径(mm)、ただしトリプレックスケーブルは外接円の直径(mm))
CVT38sqの外接円直径は
ケーブル仕様書から
仕上外径(より合わせ外径)44mm、
8×D44mm=
許容曲げ半径352mmとなります。
正直
許容範囲より
かなり
きつくなっていると言えます。
これまでもそうだったし
このプルボックスと細い配管では
どうしようもありませんでしたが、
現調の時点で
許容曲げ半径の知識があれば
プルボックスを大きいものへ交換や
別経路新設の提案が
できたはずですので
自分の知識のなさが
悔やまれます。
20年後に
まだこの施設があったなら
ケーブル更新の際は
別経路かプルボックス交換を
検討してもらうよう
このことを
キュービクル内に書き残しておきます。
通線剤を
かなりの量
ぶっかけて作業していました。
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