2か月前の月次点検で
古くなった非常用予備発電機ではよくあること? | とある電気管理の位相転移〜フェイズシフト〜
以前 プライミング (エンジン内の油膜保持動作)5秒設定が 効かなくなったが ディップスイッチを何度か動かしたら 復帰した現場。 今月の月次点検で またプライミング無…
制御基板の不調と思われ
不良指摘した現場、
今月の月次点検で
訪問してきました。
発電機の点検で、
まずは始動用蓄電池の確認しようと
裏の鉄板カバーをあけたら、
蓄電池の液面が下限未満まで下がっていました。
バッテリー交換後4年程度で
まだ触媒栓使用期限に達していないし
普段こんなに減らないのに
変だな?と思いつつ、
現場保管していた
精製水を補水しました。
蓄電池の上にスペースが少なく
ボトルやジョッキを
傾けて入れるのが困難な場合は
洗浄瓶を使用しています。
運転モードを
自動から試験に切り替えようとするも
なんだか反応がない。
よく見たら、
すべてのLED表示は消えているし、
直流電圧計指針も低い。
蓄電池液減少の原因は過放電か!と
原因追及を開始。
まずは
バッテリースイッチを切ってから
蓄電池の電圧を測ってみましたが
すでに放電しきっていました。
交流入力のブレーカーからの
AC200Vはありますが
充電器出力ブレーカーからの
DC出力はありません。
つづいて
充電装置にあるスイッチング電源の
電圧測定をおこないました。
AC入力端子に200V来ているが
DC出力端子からの出力がないため
充電器故障と判断しました。
充電器故障、蓄電池過放電、制御電源喪失で
発電機始動不良になっているため
早急に修理していただくよう
報告しました。
製造後26年経過していますので
故障は
致し方ないと思います。
後日、別現場で
同じ形の
正常な充電器を見てみました。
正常なのできっちり電圧が出ています。
DC電圧2種類出ているのは
浮動充電用と均等充電用かと思います。
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