年次点検で
高圧ケーブル劣化診断として
株式会社 双興電機製作所/ハイボルトテスタHVT-11K (soukou.co.jp)
高圧絶縁抵抗測定G法ついでに
漏れ電流データを
データロガー おんどとりMCR-4V|T&D-公式- (tandd.co.jp)
でとってきました。
付属ソフトである
グラフ作成ソフトT&D Graphを使用し
報告書に貼り付けるまでの工程を書きました。
ソフトはインストール済前提のお話です。
画面表示=グラフの見栄え事前設定
ソフトを立ち上げたときの画面左上のグラフが、最終的なグラフ画像にしたときの縦横サイズ割合になるので、赤く塗った縦線と青に塗った横線をドラッグ&ドロップで調整してください。今後のサイズ統一化になります。
ソフトの常時設定
グラフの既定値
設定(S)→グラフの既定値(V)を選択します。
タイトル
表示 True
タイトル 直流漏れ電流グラフ(kV)
テキストの配置 中央揃え
配置 グラフの上側(中)
位置を固定する False
チャンネル
No.1の行をクリック。グラフの線を赤、太さ2を標準にしています。
色 ed1c24
線幅 2
折れ線の種類 直線
シンボル なし
シンボルの間隔 0
凡例、余白
未設定
スケール変換式の設定
設定(S)→スケール変換式の設定(S)を選択し、
+ボタン(新しい式を追加)をクリックします。
・名前 μA
・y=ax+bで指定
a 100
b 0
・スケール変換後の値
有効数 4桁
単位 μA
・プレビュー
0.01(10mV)->1.000(1μA)
グラフの作成、調整
MCR-4V本体からデータをコピーした
SDカードを取り出し、
SDカードリーダーを使い
パソコンにフォルダ内を表示し
作りたいグラフのデータ.r4vを選択してください。
タイトルの修正
タイトル”直流漏れ電流グラフ(kV)”の上で右クリック→テキストの編集を選択。
(kV)内に測定電圧数を入れ、枠外をクリックして完了。入力終了後に完了のつもりでエンターキーを押すと改行になってしまうので注意。
チャンネルのプロパティ
画面左下のチャンネル一覧、No.1の行のうえでダブルクリックすると右側にチャンネルのプロパティが表示されます。
- スケール変換式の項目の上でダブルクリックすると”変換しない”から事前に作られた変換式”y=100x[μA]”に変わる。
- グラフの線の色は規定値で赤。変更は好みで。
- 線幅は規定値設定で”2″。変更は好みで。
測定値のプロパティ-軸-
画面左上、グラフ表示左側の数値やy axis 1のあたりをダブルクリックすると測定値のプロパティ-軸-が画面右側に表示されます。
設定変更箇所のみ記載します。
表示
- 小数点以下の桁数 ”2″にする。
- 軸の範囲のうえでダブルクリック ”グラフ全体にする”から”表示範囲を指定する”を選択し、最大”1″最小”-0.1″にする。
- 目盛間隔のうえでダブルクリック ”自動”から”指定”を選択し、”0.1″にする。
- 補助目盛のうえでダブルクリック ”なし”から”内側”にする。
- 補助目盛間隔のうえでダブルクリック ”自動”から”指定”を選択し”0.01″にする。
タイトル
- タイトルのうえでダブルクリック ”y axis 1″を”漏れ電流(μA)”に書換え枠外をクリックして完了。入力終了後に完了のつもりでエンターキーを押すと改行になってしまうので注意。
測定時間のプロパティ-軸-
画面左上、グラフ表示下側日時表示のあたりをダブルクリックすると測定時間のプロパティ-軸-が画面右側に表示されます。
設定変更箇所のみ記載します。
表示
- 軸の範囲のうえでダブルクリック ”グラフ全体にする”から”表示範囲を指定する”を選択し、測定前後の余白をちょうどいい表示になるよう開始と終了を調整する。
ファイル保存
💾ボタンを押し、任意のフォルダにわかりやすい名前を付けて保存します。
Excelにグラフ貼り付け
- 編集(E)→グラプをコピー(C)
- グラフを貼りたい報告書のエクセルデータを立ち上げ、貼りたい場所の上で右クリック→貼り付け(P)を選択して貼り付けます。
- 四隅や画像をドラッグ&ドロップしてサイズ、貼り付け場所を調整して完了です。
SDカードで記録を取る測定器は
物によって
最大容量2GBまでのSDカードじゃないと
使えないものもあるので、
注意が必要な場合があります。
MCR-4VはSDまたはSDHCカードが使えると
仕様に書いてありました。
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