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つくばの"すーさん"
電気管理技術者
つくば電気管理事務所です。
茨城県つくば市を拠点に
自家用電気工作物(高圧電気需要家)の
外部委託電気保安管理業務
および各種測定等試験業務を
おこなっております。

このブログでは
電気管理技術者(電気主任技術者)として
自家用電気工作物の
実務に関することや
各種業務で経験したことを
随時掲載しています。

世界最大口径ハンディクランプ、校正作業で大電流測定

同じ支部所属の若手技術者から

測定器の校正依頼を受け

一緒に作業しました。

校正対象機種は

上記8点の竣工検査、年次点検を

こなせるセットでした。

そのなかで印象的だったのが

MCL-1100D|ACクランプリーカー|クランプメーター・クランプリーカー|マルチ計測器株式会社 (multimic.com)

世界最大口径のハンディタイプクランプだそうで

私もここまでのクランプは持っていません。

若手技術者

あると便利なんです

とのこと。たしかに隙間さえあれば

噛めない電線はなさそうです。

この大口径クランプの校正作業中に

ちょっと管理値を外れる

つまずきがありました。

3000Aレンジで

1800A(電線を20ターンしたところにエヌエフRX4713で90Aを流した)を測る場合

管理値は±2%rdg±8dgtなので

1756A~1844Aなんですが、

ターンした電線束とクランプを

机にべた置きしたままだと

電流表示値は1731Aと

管理値範囲外になってしまいます。

ですが、写真のように

電線束を立ててクランプを持ち上げて

電線が中心を通るようにしたら

1812Aで良となりました。

クランプは測定する対象の電線や

外部の電線に流れる電流の影響を受ける場合があるので

使い方には気を付けたいと思います。

ちなみに1800Aをクランプすると

かなり音を上げてうなるので

ビビりました。

CT校正で使用した電線束は

IV5.5sqを束ねて使用しています。

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