1年前にtanδ(誘電正接)測定の
見積もり依頼がきました。
測定器がなかったので
ほぼ使わないそれの用立てを加味して
高額な見積もり出したせいか
結局仕事依頼はありませんでしたが
父も昔、依頼を受けたが
断ったことがあるそうで
もしかしたら
今後もこの測定の依頼が
来る可能性があるかも、
というわけで
株式会社 双興電機製作所/タンデルチェッカー TA-1020 (soukou.co.jp)
購入しました、父が。
私はこの測定の意味合いを
知らなかったのですが、
絶縁材料の劣化による
吸湿やボイドの発生を
AC高電圧を印加して
静電容量分の充電電流に対して
絶縁抵抗分を含む合成充電電流の
位相差で判断するもの、
という感じですかね。
さらにネット検索したら
日本電機工業会の
電気設備の診断に関するパンフレットが
引っかかってきたのですが、
2013substation.pdf (jema-net.or.jp)
tanδ測定はほとんど実施されていないと
書かれていたので
測定の需要は
かなり少なそうです。
この試験器は
MAX10kV,充電電流150mAなのですが
電圧が10.35kVまで出るならば
単体の耐圧試験器としても使えるのに
もったいない作りをしています。
今後いつ使うかわからない測定器なので
外部校正に定期的に出す気はしないし
試験依頼を受けてから
校正手配では間に合わないことが
あるかも、と考えると
使う直前に自分で校正したい、
という経緯から
”大人の自由研究”で
高電圧に耐えられ校正に使える
抵抗やコンデンサを探っていたわけです。
というわけで
”大人の自由研究(4)”へ続く。
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