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つくばの"すーさん"
電気管理技術者
つくば電気管理事務所です。
茨城県つくば市を拠点に
自家用電気工作物(高圧電気需要家)の
外部委託電気保安管理業務
および各種測定等試験業務を
おこなっております。

このブログでは
電気管理技術者(電気主任技術者)として
自家用電気工作物の
実務に関することや
各種業務で経験したことを
随時掲載しています。

大人の自由研究(1)抵抗に高電圧印加

燃えたり破裂する恐れがあります。

とある測定器の

計器校正を行うにあたって

交流の高電圧を掛けても問題のない

任意の抵抗値、静電容量の

抵抗やコンデンサが欲しいと思っています。

そんな製品に心当たりがないし

有っても高そうな気がするので

自作できないか、ということで

先日こんな感じに組みました。

検証したいこと
  • 抵抗は温度が上がると抵抗値が変化してしまうから、なるべく温度上昇しないものを用意したい。高電圧用抵抗単体と普通の抵抗を多数使用し分圧した場合での温度上昇の違いは?
  • コンデンサに20kVと書かれたものを用意したが、本当に耐えられるのか?

使えるかどうか

交流耐圧試験器で電圧を掛けて実験してみました。

まずは抵抗から。

金属皮膜抵抗 17MΩ(1MΩ×17個) AC10kV1分間印加で50℃
高電圧抵抗 5MΩ 6kVですでに70℃
高電圧抵抗 17MΩ(10+5+1+1MΩ) 10kVで30℃程度
金属皮膜抵抗 5MΩ(20kΩ×25個) 10kV1分値68℃
金属皮膜抵抗 17MΩ(1MΩ×17個) 10kV1分値50℃
抵抗の結果
  • 高電圧抵抗単体では6kVですでにあっぷあっぷ。
  • 金属皮膜抵抗でも悪くはないが、もっと小分けして分圧しないと熱的に芳しくなかった。
  • 個数増やしすぎて場所を広くとるのは扱いが面倒だから、高電圧抵抗を複数繋いで分圧するのが一番いいと思いました。ですので、高電圧抵抗を購入し直して次回また耐圧を掛けます。

コンデンサに関しては(2)で。

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