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つくばの"すーさん"
電気管理技術者
つくば電気管理事務所です。
茨城県つくば市を拠点に
自家用電気工作物(高圧電気需要家)の
外部委託電気保安管理業務
および各種測定等試験業務を
おこなっております。

このブログでは
電気管理技術者(電気主任技術者)として
自家用電気工作物の
実務に関することや
各種業務で経験したことを
随時掲載しています。

太陽光パネルアレイの耐圧試験

私が管理予定の

工事中太陽光発電所で

太陽光パネルアレイの耐圧試験を

日没後の20:00現場集合で

やってきました。

パワコンは田淵電機製。

太陽光アレイはパワコン内端子に直接差し込みなので

引き抜いて渡りをかけました。 

暗いのでそのままPN短絡でも問題ないと思いますが、

なんとなく短絡用ブレーカーを通して短絡させました。

太陽電池モジュール端子開放電圧39.1V

×21直列6回路分×PCS3台分をまとめて

短絡前に電圧を測ってみたら8V出てました。

夜でも0Vってわけじゃないんですね。 

 耐圧前後の絶縁抵抗測定。

上記条件で一括測定しましたが

1000Vメガで

1分値50MΩ程度でした。

受変電設備ほど絶縁がよくはないが

判定基準内であることを確認。

 太陽電池モジュール1枚端子開放電圧39.1V

×21直列=821.1V×1.5=1231.65V

≒試験電圧1.24kV予定で耐圧試験を開始。

DC耐電圧試験器

KIKUSUI

TOS5051

を使用しましたが、

1.24kVにしようとしても

スライダックが繊細ではなく

1.23kVから1.25kVになってしまうので

結局1.25kVでの試験となりました。

充電電流ほぼほぼ0.1mA未満って感じでした。

経験者から

「試験電圧が印加点では試験器表示より落ちる」

と聞いていたので高電圧計をかましてみたのですが、

測定器と同等の数値を表示。

後で聞いたら、

ムサシインテック

直流耐電圧試験器

IP-701G

を使用した場合の話だったそうです。

試験器の充電電流容量の差でしょうか? 

今回PCS33台分あったので

私が2名1班準備して、

栃木から試験業務スペシャルズ4名2班を呼んで

1班11台分の割り当てで作業。

2,3時間で終えることができました。

無事完了してよかった。

後は受電と発電開始後の

使用前自己確認試験が残っているのですが、

先の天気が心配です。

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