雨でしたが
高圧ケーブルの耐圧試験を
実施してきました。
キュービクル前に横づけで
試験できるつもりで
車内に試験器セットしていったら
横づけできず結局
おろしてやりました。
高圧ケーブル(CVT等)の
依頼を受けたとき、
必ず太さと長さを工事業者に聞いて
静電容量と
充電電流を事前に計算して
必要な試験器と
リアクトルを準備します。
試験器メーカー取説に
充電電流表があるのでそれを
使う人のほうが
多いのかもしれませんが、
私は↓
このJIS C3606-1971の表を
使用して計算しています。
この表は古いもので
下記のJIS C3606-2003が
一番新しく
ケーブルメーカーの仕様書にも
JIS C3606-2003の数値で
書かれています。
今回の耐圧試験対象は
CVT 6600V 38sq 90m
だったのですが、
JIS C3606-2003で見ると
38sqは0.32μF/km、
(3相一括90mで86.4nF
≒充電電流280mA)
JIS C3606-1971で見ると
38sqは0.21μF/km
(3相一括90mで56.7nF
≒充電電流184mA)
と、かなり数値に差があるんです。
そして今回の現場で
↑いつも使っているテスターでの
実測値は
3相一括54nF、
耐圧試験時の実際の
充電電流は182mAでした。
JIS C3606-1971のほうが
実測値に近いんです。
これまでの経験で
その他の太さ長さでも
同じような結果がでています。
JIS C3606-2003では
試験準備が過剰になってしまうので
JIS C3606-1971が
わたしの大切なお供になっています。
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