自家消費太陽光発電の竣工でリレー試験やっているんだけどうまく動かない。
空いていれば今から来れないか?
上記の連絡を受け
うちから
40分くらいの所にある現場に
行ってきました。
現場に到着し
どんな内容か確認したところ、
設置されたリレーは
株式会社第一エレクトロニクス (daiichi-ele.co.jp)
まず地絡過電圧要素(64)が
整定値10%(380V)のところ
だいぶ低い数値で動作してしまうとのことでした。
確認の結果、
整定値が10%ではなく2%になっていたのが原因で
整定を修正したら正常に動きました。
10%にしたと思っていたのに・・・
と言っていましたが
たぶん
整定変更操作を行ったのち、
確定の”SET”ボタンを
押していなかったのかもしれません。
続いて
逆電力要素(67P)も動かないとのこと。
整定0.5%ですが
単相で試験をおこなう場合
電流値は√3倍になりますとのことなので、
5A×0.5%×√3=43.25mAくらいになるはず。
しかし倍くらい流しても位相を振っても
動きませんでした。
念のため
・端子の接続箇所
・CTセンサの取付個所と向き
・試験配線に誤りがないか
を確認していきましたが
これと言って問題はなさそうでした。
もしやまた整定値かな、なんて
見直してみたら
動作整定値0.5%と聞いていたが
5%になっていました。
整定値を入れなおしたところ
こちらも試験結果良好になりました。
完全デジタルのため
整定値変更には
ボタン長押しや同時押、
確定のためSETボタンを
最後に押す必要があったりするので
アナログ派の人に
整定変更操作は
ちょっと合わないのかな、
なんて思います。
それを踏まえ、
こういう調査を行うときには
何はともあれ
見た目で整定値が分からない以上
人を信じず
”はじめに整定値確認から慎重におこなうべし”と
今後の教訓ができました。
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