何年か前に
VCB更新と同時に
過電流継電器を
オムロン K2CA-DO-R2から
オムロン K2OC-ACNへ
交換した現場で、
月次点検中に
いまさら気になったことがあります。
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交換になったとき、
動作時間特性は
今まで通りの
超反限時(EI)にセットしたつもりでした。
しかし選択項目を見直すと
静止型(DO)というのがあります。
両方とも超反限時だと思うのですが
違いなんてあるのだろうか?
と疑問に思ったので調べました。
リレー本体に特性図も書いてあり、
ぱっと見EIとDOに違いを感じませんでしたが
目を凝らしてみると
左はじと中ほどにズレがあります。
取説から、
超反限時の式が違うそうです。
超反限時(EI) | 80 I²-1 × D 10 (s) |
静止型(DO) | 62.1875 (I-0.5)² × D 10 +0.05(s) |
では
各社の過去にメジャーだった機種は
どうなのか
見比べてみました。
オムロンK2CA-Dの取説を見ましたが
計算式の記載は無し。
三菱電機は
80 I²-1 × D 10 (s)でした。
富士電機も
80 I²-1 × D 10 (s)でした。
結論として、
オムロンだけが
独自の式だったようです。
保護協調的には
ほぼ変わらないし、
試験するにしても
D=10 300%は10s±17%は変わらず、
700%で1.67sか1.52sの±12%と
試験の結果に影響があるほど
数値が違うわけではないので
正直どっちでもいいと思います。
以前と全く同じがいい、という人は
静止型(DO)設定をお使いくださいという
メーカーの配慮ではないかと想像します。
超反限時(EI)と静止型(DO)設定の
最小動作時間についての追記
最小動作時間についての追記
限時動作時間最小値が
超反限時(EI)だとダイヤル0.25~8まで0.15s程度になりますが
静止型(DO)ではそれぞれもっと早いようです。
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