年の瀬に電線泥棒

地主系の太陽光発電所がありまして、

唸るほどお金はもっているであろうに

保安管理手数料の支払い期限を

たびたび遅延するだらしなさに

嫌気がさして

12月いっぱいで解約させていただきます。

そんな現場で

と12/30に依頼を受けました。

ぎりぎり契約期間中ではあるので

とてつもなく

やる気は起きませんでしたが

これが最後だと気を取り直して

12/31現場へ調査に行きました。

被害の結論ですが

集電箱から

パワコンへの中継ハンドホールまでの間が

切られて抜かれていました。

赤い太線が電線抜かれた場所です。

集電箱8系統中

中継ハンドホールがある

5系統が被害にあいました。

侵入経路は

人目のない側のフェンスを

くり抜いて入ったようですが、

すでにベニヤ板で塞いでありました。

警備会社の遠方警備は

設置されていましたが、

侵入警報に対する

警備会社報告書には

濃霧によるセンサー不良と書いてあり

うまくかわされたようです。

パワコンには

手を出さないし

ハンドホール内は水だらけなのに

よく中に入って切ったなーとか、

私も見直すまで

経路うろ覚えだったのに

泥棒のほうが経路よく知っているじゃん、

なんて

妙な感心をさせられました。

もう行くことはない現場ですが、

今後誰が触るかわからないので

安全のため

被害のあった個所にかかわる

ブレーカーをすべて切って

引き上げました。

今現在

高圧、低圧ともに

ケーブルが手に入らないと

騒いでいる時なので

早期の復旧は難しいでしょう。