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つくばの"すーさん"
電気管理技術者
つくば電気管理事務所です。
茨城県つくば市を拠点に
自家用電気工作物(高圧電気需要家)の
外部委託電気保安管理業務
および各種測定等試験業務を
おこなっております。

このブログでは
電気管理技術者(電気主任技術者)として
自家用電気工作物の
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各種業務で経験したことを
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直流耐電圧試験器電流計校正の上限

直流耐圧やケーブル劣化診断で使用する測定器として

双興電機製作所/HVT-25K (soukou.co.jp)

ムサシインテック/ IP-701G(musashi-in.co.jp)

HLD-20D | ハイ・リケスタ | 中部精機株式会社 (chubuseiki.co.jp)

この3台がメジャーだと思います。

この手の試験器の

内蔵電流計を校正するには

測定器本体の出力に

標準電流計、可変抵抗器を繋いで

出力電圧可変と抵抗可変で

出力電流を調整して

おこなっています。

HVT-25(旧型)は短絡1kVで0.2mA流れます。

短絡して上がるだけ上げると

約4kV、0.72mA程度までで頭打ちとなるので

電流計1mAレンジは0.7mAまでが

校正範囲となります。

IP-701Gは0.69kV、1.2mAまでで頭打ちなので

電流計2mAレンジは1.2mAまでしか

校正できません。

出力上限まで校正できていれば

それ以上は必要ないですが、

もしレンジの最高値まで校正したい場合

測定器をばらして電流計回路に直接、

別の発振器による電流を

流すしかないのかなと考えられます。

HVT-25の1mAレンジの校正では

電圧4kVくらいまで上げられるのですが、

過去にデジタルマルチメータへ

高電圧を喰らわせて

再起不能にしたことがあります。

ですので、

電圧をある程度上げないとならない場合

もう焼きたくないので

すでに生産終了した

横河電機製アナログ直流電流計を

ヤフオクで手に入れました。

レンジは0.1-0.3-1-3mAです。

年数は古いのですが

標準計器で校正したらとてもいい精度でした。

準標準計器としてこれを

高電圧をかける必要がある

電流計校正に今後使用します。

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