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鈴木研志(すずきけんじ)
電気管理技術者
つくば電気管理事務所です。
茨城県つくば市を拠点に
自家用電気工作物(高圧電気需要家)の
外部委託電気保安管理業務
および各種測定等試験業務を
おこなっております。

このブログでは
電気管理技術者(電気主任技術者)として
自家用電気工作物の
実務に関することや
各種業務で経験したことを
掲載しています。

シーケンス判断早とちり

本線予備線2回線受電の現場にて

請負年次点検。

停復電自動入切シーケンスが

組まれた盤で

VCB連動にて

過電流継電器試験(OCR,51)を行う場合、

遮断器投入条件は

現場によって様々なパターンがあると思います。

  • モードを手動にすれば遮断器投入できる。
  • ディスコン操作中でないこと(ピンを抜いたままとか)
  • ディスコン入条件が必要な場合。
  • 不足電圧継電器(UVR,27)の復帰が絡む場合。
  • 27以外の補助リレー(84Xや27X)がからんだり。
  • 投入遅延時限(タイマー)が阻害している場合。
  • そのほか思いつかないなにか。

この現場は初め図面がなく

よく分からなかったのですが

84X-R1(電圧継電器)が

阻害しているような気がしたので

補助リレー外して

接点短絡措置して入操作をおこなったら

真空遮断器投入できたので

しゃ断器連動にて過電流継電器試験ができました。

その後現地を漁ったところ、

シーケンス図面が出てきたので読み解いたところ

84Tのタイマーリレー2minが

入っていることがわかりました。

ですので、

VTT上部(VT2次計器側)P1-P2(不足電圧検出)とP2-P3(操作電源)を生かし

(P1とP3短絡、P1-P2へ補助電源AC100V印加)にて

84Tタイマーの時間を絞って

手動で遮断器”入”にできました。

先にわかれば余計な短絡処置は

必要なかったということです。

試験はとりあえずこなせましたが

目下の悩みは

知識不足と経験不足により

シーケンス図を読み取り理解するまでに

時間が掛かってしまうところです。

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 過去のつぶやきに失礼します。
    独立を目指すため、毎日読んで勉強してます。
    このシーケンスの場合、P1.P3を短絡させP1とP2に印加することで、P1-P2間とP3-P2間に100ボルト印加してるってことですよね?
    この場合、P1−P3間は電位差はないので0Vってことで、P1−P3間に接続してあるリレー等には変な電圧が加わらないって考えでいいんでしょうか?

    • みつきさん>
      コメントありがとうございます。
      おっしゃる通りです。
      VT2次は三相110Vなので
      VT1次側昇圧させるようなことさえしなければ
      必要箇所に100V掛けているだけなので
      変な電圧というのはないと思います。

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