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鈴木研志(すずきけんじ)
電気管理技術者
茨城県つくば市を拠点に、電力会社から高圧電力を供給される工場やビル等の電気設備の保安管理業務および各種測定等試験業務をおこなっております。

このブログでは電気管理技術者(電気主任技術者)として自家用電気工作物の実務に関することや各種業務で経験したことを掲載しています。

耐圧用リアクトル校正の仕様変更

必要ないとは思うのですけど、
業務によっては
計器でない機材も校正(検査)した書類を
提出をしなければならない場合があり、
耐圧用リアクトルの校正依頼を
受けることがあります。

これまでは
LCRメータでインダクタンスを測定して
数値を記録していたのですが、
毎回、
銘板表記のインダクタンスまたは
充電電流から換算したインダクタンスと
実測値が20~30%くらいズレてしまい微妙でした。

きっと原因は、測定方法として
10350Vを印加して測定していないためだと判断し、
検査仕様を変更することにしました。

目次

リアクトル校正用にコンデンサを購入

リアクトルに10350V印可したときの
充電電流を相殺するために、
サージ吸収用コンデンサを購入しました。

こちらを選択した理由は、
1相0.1μFで
そこそこ試験に都合がいい数値だったからです。

充電電流の調整用に
充電電流別接続説明書を準備しました。

(各相に抵抗が入っていますが、
たまたま入手したものが抵抗入りだっただけで
必要があって選んだわけではないです)

実測(10,350V印可時の定格充電電流に対して)

202mAリアクトル

202mAのリアクトルに10350V印可したところ、
208mAでした。(コンデンサ50nF(163mA)使用)

303mAリアクトル

303mAのリアクトルに10350V印可したところ、
310mAでした。(コンデンサ100nF(325mA)使用)

505mAリアクトル

505mAのリアクトルに10350V印可したところ、
528mAでした。(コンデンサ200nF(650mA)使用)

すべて10%以内を確認できたので
今後はこちらの方法で検査を行っていきます。

ちなみに、
狭い部屋内でこの作業を行うと
すごく嫌なうなり音が響くので、
ビビりながら試験しています。

仕様変更に伴う価格改定

なお、機材追加と手間の分コスト増ということで
価格を改訂いたします。

いつもご依頼いただいている皆様には
本当に申し訳ないのですが、
どうかご理解のほどよろしくお願いいたします。

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